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好リードで田中が12勝目 ヤンキース新女房サンチェスの正体

日刊ゲンダイDIGITAL 9月6日(火)11時38分配信

 ヤンキース・田中将大(27)が5日(日本時間6日)のブルージェイズ戦に登板。6回3分の1を7安打2失点にまとめ12勝目(4敗)を挙げた。これで田中は5連勝だが、注目は田中の女房役であるゲーリー・サンチェス捕手(23)。8月3日に傘下の3Aスクラントンから昇格すると、攻守にわたる活躍を見せているからだ。

 10日のレッドソックス戦で初本塁打を放つと、その後は一発を量産。27日のオリオールズ戦では今季23試合目で11号を放ち、96年にレッドソックスのジョージ・スコットがマークした「26戦11発」のメジャー記録を更新。ここまで29試合で111打数39安打の打率3割5分1厘、11本塁打、21打点。8月には新人では史上初の2週連続週間MVPに選出され、月間MVPと最優秀新人の同時受賞も果たした。

 ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。09年7月、17歳でヤンキース入団。契約金は中南米出身の選手にしては300万ドル(約3億1200万円)と破格だった。マイナーでは毎年のように10本塁打以上をマークし、ルーキーリーグから順調にステップアップ。A・ロドリゲス、マーク・テシェーラ両内野手の引退など、若返りを図るチーム方針もあり、正捕手マッキャンを一塁やDHに追いやってマスクをかぶるチャンスを得た。

「豪快な打撃だけに注目が集まっていますが、リード、ボールブロックなど捕手としても非凡さを持ち合わせています。リードはマッキャンのようなワンパターンにならず、投手や状況に応じた組み立てを行うなど、クレバーさも持ち合わせている。メジャーの捕手としては珍しいドミニカ出身で、ドミニカは毎回、捕手難にあえぐだけに、来年のWBCで同国の正捕手を務めるのは間違いありません」(スポーツライター・友成那智氏)

 2Aトレントンでプレーした14年には5試合の出場停止処分を科された。チームは「グラウンド外の不祥事」との発表にとどめたが、ケンカが原因とみられている。サンチェスは当時を振り返って「僕もまだ若かったから」と話している。

 田中もサンチェスとバッテリーを組んでからは、4試合試合(3勝)は計27回で22安打4失点と、まずまずの好投を見せている。

最終更新:9月6日(火)11時38分

日刊ゲンダイDIGITAL

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