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川俣、広野、川内、葛尾で 国の森林除染モデル事業第1弾

福島民報 9月6日(火)10時10分配信

 東京電力福島第一原発事故に伴う森林除染を巡り、国は里山再生モデル事業の第1弾として福島県の川俣、広野、川内、葛尾の4町村で実施する方針を固めた。実施期間は平成28年度から31年度まで。復興庁と環境省、農林水産省による作業チーム「福島の森林・林業の再生のための関係省庁プロジェクトチーム」が6日に開く会合で正式決定する見通し。
 川俣町は山木屋小の学校林「第二親子の森」約2ヘクタールで実施し、樹木の植栽や体験活動などに利用する。広野町はJヴィレッジ周辺の町有林約5ヘクタールで展開し、施設を訪れた観客らが散策などに活用できるようにする。川内村はかわうち保育園周辺の国有林と民有林合わせて約9ヘクタールを対象とし、若者や子育て世代が安心して生活できる環境を整備する。葛尾村は村中心部に位置する村営住宅団地周辺の国有林や民有林約26ヘクタールで行い、住民の帰還につなげる。
 川俣、川内、葛尾3町村では国と各町村、広野町では町が実施主体となり、除染や間伐による森林整備、線量マップ作成などを組み合わせた事業を展開する。今後、詳細な事業計画作成に向けて調査に入る。事業を通じて放射線量の低減、林業再生に向けた効果的な手法を探り、県内の里山再生に役立てる。
 国はモデル事業を県内10カ所程度で実施する方針。他の市町村についても順次、実施地区を決める。

福島民報社

最終更新:9月6日(火)10時25分

福島民報