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主演女優が13キロの増量!浅野忠信らが執念のカンヌ受賞に感動

シネマトゥデイ 9月6日(火)22時22分配信

 俳優の浅野忠信ら映画『淵に立つ』のキャストが、カンヌ国際映画祭での受賞やアクシデントを振り返り、主演女優が13キロの増量に臨んだエピソードを告白した。6日に渋谷のユーロライブで行われた完成披露試写会には浅野のほか古舘寛治、筒井真理子、太賀、主題歌を担当したHARUHI、そして深田晃司監督が出席した。

【写真】浅野忠信、カンヌ受賞に感極まる

 第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を獲得した本作。「今日は風邪をひいてしまいまして」と切り出した深田監督は、この日はしゃがれ声の、あいにくのコンディションだったようだが、「スタッフ&キャストと2年かけた映画です。10年前に書いたシノプシスが、こんな立派な形でお届けできるようになったことをうれしく思います」と晴れやかな顔を見せた。

 続けて、あらためてカンヌ受賞の実感について聞かれた浅野は、「飛行機がたどり着かなかったり、荷物が来なかったり。カンヌにたどり着くまでは散々な目にあいました。でも問題があると、いいこともあるだろうなと思っていて。いろいろとありましたけど、結果、本当に素晴らしい賞をいただくことができた」とニッコリ。

 一方、筒井も「わたしたちの便も欠航になって、へべれけになってたどり着きました。でもこれはいいことがあるからと、気を取り直しました。わたしはある方のアドバイスで着物を着ていったんですけど、街を歩いていると映画が素晴らしかったと声をかけていただいた」と満足げな表情。本作のオファーを受けたときにはプロデューサーから「カンヌに行きましょう」と言われたそうで、「本当に連れて行ってもらった」と感激しきり。さらに「カンヌから帰ったらオリンピックやパラリンピックで盛り上がっていて。わたしたちもあちらで認められて、メダルをとったんだと思います」と誇らしげに付け加えた。なお、深田監督いわく、筒井は映画の前半から後半にかけて体重を13キロ増やしたそうで、筒井が「(前半、後半の両方とも)全部生身でやっています」と照れくさそうに付け加える一幕もあった。

 ごく平凡な夫婦の前に1人の男が出現したことにより、平穏だった日常に不協和音が響きわたるさまを描いた本作。深田監督によると、本作は世界中で絶賛を浴びた2011年公開の映画『歓待』に大いに関係がある作品だという。「実は『歓待』というのは、もともと作ろうと思っていた『淵に立つ』の前半部分を膨らませた作品で、コインの裏表のような作品なんです。新しい挑戦でしたが、うまくいったので満足しています」と作品への熱い思いを語った。(取材・文:壬生智裕)

『淵に立つ』は10月8日より有楽町スバル座ほか全国公開

最終更新:9月6日(火)22時26分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。