ここから本文です

空手の精神伝えたい ブラジル出身、浜松の児玉さんが新団体設立

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月6日(火)18時11分配信

 浜松市中区で空手道場を開くブラジル出身の日系2世、児玉哲義さん(51)がこのほど、新団体「世界武士道空手連盟 魂誠會(こんせいかい)」を設立した。空手は2020年の東京五輪で追加種目に決まり、注目が集まる。児玉さんは「武道とスポーツの両面から魅力を伝え、空手への理解や人気を高めたい」と意気込む。

 児玉さんは空手の道を究めるため、1991年に来日した。タクシー運転手を務めながら修業を重ね、2005年に道場を開設。直接打撃制のフルコンタクトルールで指導している。

 新団体は、東京五輪後も空手が五輪の正式種目として採用されることを目指して活動する。今後は加盟者の増加を図り、市内外の賛同者を中心に支部の設置も検討していくという。ただ、児玉さんは「空手を完全なスポーツにはしない」として、「礼節を重んじる武道としての面をしっかりと伝えたい」と強調する。

 具体的な活動として、児玉さんの道場が主催する空手大会に地元の子供たちを招待して空手の楽しさを伝える。他の空手団体との意見交換や交流を通じて連携を強め、五輪主催者への提案や要請も行うという。

 児玉さんによると、東京五輪ではフルコンタクトではなく、直接打撃のない「寸止め」のルールで実施される可能性が高いという。児玉さんは「東京五輪でフルコンタクトが採用されなかったとしても、次につなげることが重要になる」と言葉に力を込め、「東京五輪を成功させ、ゆくゆくは五輪で勝利する選手を育成したい」と抱負を語る。

静岡新聞社

最終更新:9月6日(火)18時11分

@S[アットエス] by 静岡新聞