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【元巨人・笠原被告の野球賭博公判】なぜか張本勲氏が批判されそうなワケ

東スポWeb 9月6日(火)16時32分配信

 張さんに喝!? プロ野球巨人の選手らによる野球賭博事件で、賭博開帳図利ほう助と常習賭博の罪に問われた元投手の笠原将生被告(25)、胴元役として賭博開帳図利罪に問われた元飲食店経営者の斉藤聡被告の第2回公判が5日、東京地裁(細谷泰暢裁判官)で開かれ結審した。この日は笠原被告の被告人質問が行われたが、なぜか野球評論家・張本勲氏(76)の“身内に甘く、他人に厳しい”姿勢が注目される羽目になり、張本氏にも批判の矛先が向かいそうだ。

 被告人質問で証言台に立った笠原被告は「興味本位でやってしまいました。ロッカールームや寮で(賭け)トランプやマージャンなどやっていたので、その延長線上でやってしまいました。いろんな方に迷惑をかけたので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と巨人で賭博が常態化していたことを告白した上で謝罪した。

 ただ一口に賭博といっても、現役プロ野球選手による野球賭博と、その他の賭博を同列に語ることはできないだろう。笠原被告は当時チームの内情を知り得る立場におり、そして何より八百長の可能性が十分にあり得たからだ。例えば自分の賭けのために、後輩選手に“手抜き”を強要することもできた。

「プロ野球選手が野球賭博に手を染めることに抵抗感はなかったのか?」と検察に突っ込まれると「うーん…感じました。まず賭博ということで、やっちゃいけないということで抵抗感を感じました。野球賭博も一緒です。当時はあまり差はなかったです」といまひとつ事の重大さを認識していなかったようだ。

 弁護側の質問では、野球評論家の張本氏がご意見番として君臨する「サンデーモーニング」(TBS系)で5月、笠原被告の逮捕を受けて「一時の過ちであってほしい。人生は長いからね。役立つようなことをやってほしい」などと“大甘コメント”をしたことも紹介された。

 笠原被告は「自分の中で偉大な張本さんからこのような言葉をかけていただいて、本当に迷惑も掛けられないし、張本さんだけではなく迷惑を掛けた人に頑張った姿を見せたいです。(張本氏には)一番最初に申し訳ありませんでしたという言葉と、頑張りますという言葉をお伝えしたい」。

 弁護側の意図は情状酌量を狙ったものだろうが、普通の人の感覚では身内のかばい合いとしか思えない。しかも張本氏は先月、リオ五輪の卓球男子代表で、銅メダルを獲得した水谷隼のガッツポーズに「スポーツ選手の先輩として、卓球の水谷にね。あんなガッツポーズはダメだよ。いけない」「手は肩から上に上げちゃダメ」などと“喝”を入れ、物議を醸したばかり。

「張本氏のコメントはあまりにも独善的なものが多く、何度もバッシングを浴びた。笠原に裁判で使われるほど甘いコメントをしたことが再び注目され、またまた批判を集めそうだ」とメディア関係者。

 起訴状では、笠原被告は2014年9月~15年8月、松本竜也(23)、高木京介の両元投手(27)らから賭け金を集め、斉藤被告の賭博を手助け。自身もプロ野球と高校野球で現金を賭けたとしている。斉藤被告は14年5月~15年8月、プロ野球と高校野球計12試合を対象に笠原被告らに賭けさせ、野球賭博を開いたとしている。

 検察は笠原被告に懲役1年2月、斉藤被告に懲役1年6月を求刑した。判決は10月5日。両被告とも起訴内容は認めているが、弁護人は最終弁論で、賭博場が特定されていないとして、笠原被告の常習賭博の罪以外、ほう助を含む賭博開帳図利罪については刑法的に成立しないと無罪を主張した。

最終更新:9月6日(火)16時45分

東スポWeb

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