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強過ぎ日本女子レスリング!再び五輪存続問題に?

東スポWeb 9月6日(火)16時32分配信

 4日までフランスで開催されたレスリングの世界ジュニア選手権で、日本女子が8階級中6階級を制覇した。リオ五輪に続くメダルラッシュに、五輪競技除外問題も再び懸念されるなか、2020年東京五輪に向け勢いは止まりそうにない。

 リオ五輪では女子58キロ級の伊調馨(32=ALSOK)の4連覇など金メダル4個、同53キロ級・吉田沙保里(33)の銀メダル1個を獲得した。ジュニア世代も触発され金メダル6個を獲得。両世代で独占状態だ。

 日本レスリング協会の栄和人強化本部長(56)は「化学反応が起きている。五輪を見て若い選手は『次は私も』と頑張る。日本の選手はよく練習するもん。強い選手が目の前にいたら頑張りますよ」。シニアの強化合宿にも高校生を招いて練習しており、底上げの成果だとみている。

 一方、特定の国や地域が突出して強くなると世界的な競技力、関心の低下を招くとあって、再び五輪競技存続問題が起こるのでは…と心配する向きもある。

 だが、世界で女子の発展・普及に努めてきた福田富昭会長(74)は「日本は1980年代から女子の技術ビデオやポスターを作ってFILA(国際レスリング連盟=現・世界レスリング連合)を通じ全世界に送ったり、各国を強くしようといろいろやってきたんですよ」と明かす。現在も外国チームの合同合宿要請を毎年のように受け入れ、日本の指導法を隠していない。

 とはいえ、差が縮まらないのは事実。除外問題が起きないように手を抜くことなどできるはずもなく「他の国もどうにかしないとと思っている。でも、日本は先頭を走る。それが日本の宿命なんです」(福田会長)と“使命感”の違いが結果に表れているようだ。

 栄本部長は「東京五輪に向けもっと競争は激しくなる。若手はやってやろうと思うでしょう」。日本女子の独走状態はまだまだ続きそうだ。

最終更新:9月6日(火)16時56分

東スポWeb