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ドル103円半ば、浜田内閣官房参与の発言で「意気消沈」

ロイター 9月6日(火)15時47分配信

[東京 6日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べドル高/円安の103円半ば。午前に一部で報じられた浜田宏一内閣官房参与の発言が尾を引き、午後のドルは方向感なく推移した。海外時間にかけては堅調地合いをキープするとの声も出ている。

午後のドルは上下の値幅が30銭程度にとどまり、明確な方向が出なかった。正午前に一部報道で浜田内閣官房参与が「日銀は米連邦公開市場委員会(FOMC)前の追加緩和は控えるべき」との認識を示したと伝わり、市場は「若干買いに傾きかけたところで浜田氏の発言が伝わって、意気消沈した感じ」(外銀)となり、こう着状態が午後まで続いた。

午後には、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が、市場予想通り政策金利のオフィシャルキャッシュレートを据え置いた。「声明文も前回とほぼ同じ内容」(国内金融機関)と受け止められ、豪ドル/米ドルは発表前とほぼ変わらずの値動きだった。

海外時間は、米ISM非製造業景気指数が注目される。「ドルを買いやすい地合いではある。かろうじて堅調さをキープするのではないか」(外銀)との声がある一方、「製造業に続いて非製造業も振るわないとなれば、米国の早期利上げの思惑が大きく後退しかねない」(別の国内金融機関)と、警戒する向きもある。

<午前のドルは行って来い>

午前のドルは行って来いの動きとなった。朝方から日銀追加緩和への根強い思惑を背景に、じりじり値を上げ、一時103.81円に上昇した。日銀の黒田東彦総裁の講演を経て追加緩和への思惑がいくらかはく落したとはいえ「(ドルは)売られ過ぎとの見方から、足元では買い戻す動きもあるようだ」(国内金融機関)との声が出ていた。

正午前に浜田内閣官房参与の発言が伝わるとドルは103.37円に急落。その後、103円半ばへ持ち直したが上値は重かった。

FOMCと日銀は9月21日にそれぞれ金融政策を発表するが、時間的には日銀の発表が先で、その後、FOMCの結果が公表される予定となっている。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 103.60/62 1.1145/49 115.47/51

午前9時現在 103.50/52 1.1148/52 115.39/43

NY午後5時 103.40/47 1.1147/49 115.27/31

(為替マーケットチーム)

最終更新:9月6日(火)15時47分

ロイター