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普段やっていることをコンパクトに――「gooのスマホ g06」が小型エントリースマホになった理由

ITmedia Mobile 9月6日(火)20時18分配信

 NTTレゾナントは9月6日、同社の「gooのスマホ」の最新作「g06(グーマルロク)」を発表した。同社のWeb直販ではSIMカード付きで7800円(税別)と「LTE対応スマホとしては最安値」(同社調べ)であることが大きな特徴だ。

【意外と「スペック不要」な人が多い……?】

 g06の特徴は価格だけではない。従来のgooのスマホよりも画面が小さくコンパクトなボディーで、それ以外の面においてもかなりのエントリースペックとなっているのだ。

 果たして、g06は誰をターゲットとするスマートフォンなのだろうか。

●「gooのスマホ」の歩み

 gooのスマホはWebサービスを誰でも簡単かつ便利に使いこなせる「手のひらに持つポータル」を理念として掲げている。第1弾として2015年4月に発表された「g01」「g02」「g03」(いずれもZTE製)はアフターサポート用の在庫を残して終売となった。第2弾の「g04」(シャープ製)と第3弾の「g05」(ZTE製)については引き続き需要があるため、当面の間販売を続けるという。

 gooのスマホを含むSIMロックフリースマホの主戦場は、MVNO(仮想移動体通信事業者)のいわゆる「格安SIM」との組み合わせにある。NTTレゾナント ポータルサービス部門長の鈴木基久氏は、格安SIMは「情報量を持っている人」、つまり高リテラシー層を中心に普及している現状を指摘しつつ、高リテラシー層以外への普及を図ることが重要な課題であり、「私たちの務めである」と語る。

 その問題意識への回答の1つが、2015年12月に発売したg05だ。「業界で『ばかじゃないか』と言われ」(鈴木氏)つつも、SIMロックフリースマホの普及率が一番低いとされる「20代女性」にあえてターゲットを絞ったこの機種は、さまざまなメディアで取り上げられて、好調な売れ行きを示したという。

●「小さい」「スペック不要」の人に向けたg05

 そんな中、「ランク王国」(TBSテレビ)の3月26日放送回でg05が紹介された。その際に行われた街頭インタビューで、g05はおおむね好評だったが、ある若い女性の「もう少し(端末が)小さくてもいいかな?」という意見に鈴木氏は引っかかるものがあったという。

 そこで、「g05は良いと思うけれど買わなかった」という人に急きょアンケート調査をしてみたところ、対象者の半分近くが4型台の画面のスマホが欲しいと答えたという。画面サイズ原因でリーチできていない人がそれなりにいたのだ。端末市場全体でも、4型台の画面を持つスマホは選択肢が少ないこともあり、g06の画面サイズは4型にすることが決まったという。

 さらに、スマホで普段やっていることも合わせて調査してみたところ、上位5機能に「電話」「検索・Web閲覧」「地図・路線情報」「ニュース」「SNS」が来たという。「高いCPU性能やROM(内蔵ストレージ)・RAM(メインメモリ)を要求されない」(鈴木氏)項目が並んでいたことから、g06は「モリモリのぜいたくなものではなくて、そういうものをそぎ落とした分、求めやすい」(同氏)スマホとして世に送り出されることになったのだ。

最終更新:9月6日(火)20時18分

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