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【こちら日高支局です・古谷剛彦】BTCがハミ受け講演開催で人材育成に一役

スポーツ報知 9月7日(水)6時4分配信

 4日の札幌競馬を最後に、12週に渡った16年JRA北海道シリーズが終了した。函館、札幌ともに前年を上回る売り上げを誇った。特に、札幌はリニューアル3年目を迎えてもなお、新規ファンが競馬場に来場している。4日は「フリーパスの日」に加え、好天に恵まれたこともあったが、3万人を超えるファンが詰めかけ、全レースが終了した後に実施された馬場開放でも多くのファンが参加していた様子は印象的だった。

 多くの関係者に聞いても、北海道シリーズは短すぎるという声ばかり。何とか札幌だけでも、開催延長(というより、元の8週に戻すこと)を考えて欲しいばかりだ。

 さて、北海道浦河町のBTC軽種馬育成調教センターで5日、育成技術講演会が実施された。テーマは「サラブレッドのハミ受け(主に実馬を使った技術指導)」で、BTC業務部次長の中込治さんが、育成者やBTC研修生など約150人に約1時間半、レクチャーした。

 中込さんは今年、BTCに来られたが、それまで競馬学校で幾多のジョッキーを育ててきた。また、馬術の世界でも多くの人材を育てている。「馬術によるハミ受けの説明は要らないと言われました。競走馬として、勝負所までリラックスして走ることができるような形で持っていくために、事前にどのような馬に育てていくかを考え、その導入としてサラブレッドのハミ受けを説明していくよう心掛けました」と中込さん。馬に乗る際、ブランコに例えて鐙(あぶみ)や騎座がどの位置にあれば良いかを説明している様子は、素人の私にとって目から鱗(うろこ)だった。

 正しいハミ受けにおいて、重要なことは馬の背中を伸ばすこと。そして、三角形の大きな紙をイメージした時、1つの頂点が馬の頭だとすれば、その底辺を押し込むようなイメージを持って騎乗することを心掛けた方が良いという説明をした際、別の教官に騎乗してもらい、良い例と悪い例を実演し、後肢の運びに雲泥の差があったことがわかった。このことにより、筋肉の付き方に影響があることは自明の理だ。

 中込さんも騎乗し、正しいハミ受けのみならず、悪い例なども実現しながら、様々な効果や悪影響を説明。参加者から質疑応答もあったが、わかりやすく答え、講演が終わった後も個別に質問しに行く育成者の姿も少なくなかった。

 今回はハミ受けにおける導入部分の説明で、今後もシリーズ化して講演が続くようだ。(競馬ライター)

最終更新:9月7日(水)6時4分

スポーツ報知

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