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玉森裕太、映画初声優で実感「僕は“主人公キャラ”じゃない?」

オリコン 9月11日(日)8時40分配信

 人気グループ・Kis-My-Ft2の玉森裕太が、映画『キング・オブ・エジプト』(9月9日公開)で初めて声優に挑戦。これまでドラマや舞台で様々な人物を演じてきた玉森だが、意外にも“主人公キャラ”ではないという。普段は声を張るタイプでもなく、Kis-My-Ft2の前列に居ながらにしてマイペース。そんな玉森が、今作でつかんだものとは?

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◆主人公ベックは『ONE PIECE』のルフィみたいなイメージ

――玉森さんから見て、映画『キング・オブ・エジプト』はどんな作品だと思いますか?
【玉森裕太】すごく新鮮だなと思いました。エジプトの神話と、現代のCG技術が融合していて、それぞれに信念を持って戦う神様たちがすごくカッコ良く見えました。

――今回、初めての声優挑戦ですが。
【玉森裕太】難しかったですけど、冒険のお話なので、やっていくうちに自分の中でも盛り上がりました。ベックという役柄に入り込めて、最終的には物語を楽しめたかな、と思います。特に難しいと感じたのは、アクションシーンのちょっとした声や息遣いですね。アクションのひとつひとつに細かい呼吸音とか、「ウッ」「クッ」「ハッ」みたいなちょっとした声が重なるんです。セリフじゃなくて、思わず出ちゃう声、みたいな。ぶつかったときのリアクションだったり、殴る前の力みだったり、本当にいろいろあって。それがまた秒数で区切られていたので、そこはものすごく苦戦しました。

――吹き替えを担当した監督からはどんな指示がありましたか?
【玉森裕太】最初にキャラクターの説明をしていただきました。監督によれば、ベックは『ONE PIECE』のルフィみたいなイメージなんですって。お調子者で明るくて、怖いもの知らず。相手が神でもひるまずに、いつもの調子で話せる、みたいな。たしかにお調子者ではあるけど、勇敢でもあるし、愛する人のために危険を顧みず頑張ってる姿とか、その辺はリアルに出せればいいな、と思ってました。

◆声を張っている方が明るさのテンションは出しやすい

――何か自分なりの工夫をしたりは?
【玉森裕太】声のお芝居とはいえ、実写版の役者さんの動きに合わせて、自分でも動いてみたりはしましたね。あと僕、何か気合を入れる時……たとえばレコーディングの時とかは、よく裸足になるので、今回も靴を脱いでやりました。あとは、とにかく声を張りましたね。僕は普段、そんなに声を張る方ではないですけど、他の声優さんたちがすごく声を張ってらしたので。僕だけ普通の声だと全然バランスが取れないから、いつもよりテンションを上げました(笑)。でも、ひとつわかったのは、声を張っている方が明るさのテンションは出しやすいってこと。声の通りもいいし、声に感情がつられていく……みたいな感じで、それは発見でした。

――ジャニーズの先輩から、アドバイスをもらうことはありました?
【玉森裕太】特になかったですね。Kis-My-Ft2のメンバーにも、「この仕事をやるんだ」とかは報告してはいないし(笑)。ただ、メンバーの宮田(俊哉)は、別の現場でパンフレットを見つけたのかな? それで超食いついてきましたね(笑)。「この声優さん、○○︎の人だよ! あ、この人も出るんだ! すごい豪華!!」とか言って、めっちゃ食いついてるのが面白かった(笑)。僕が声優をやったことを羨ましがるのではなくて、「え? 一緒にやったの!?」「会った?」とか、完全に声優さんにロックオンしてました。

――アニメの吹き替えは先輩方もやっていますが、実写版の吹き替えはなかなかないですよね。
【玉森裕太】KinKi Kidsさんが、F1の映画『ラッシュ/プライドと友情』(2013年)でふたりで吹き替えをされていたのは知ってます。今回いただいたお仕事だったので、“吹き替えの勉強をしなきゃ!”って慌てて『ファインディング・ニモ』(2003年)を観たんですけど。そのときは実写版だってことが頭の中から抜けてたのか、あとで「アニメだった……」って気づいて(苦笑)。失敗しました。

◆主人公的なキャラクターと、僕自身が合わないってことですかね?

――玉森さん自身と、役柄のベックに共通点はありますか?
【玉森裕太】まったく似てないですね(笑)。それ、映画やドラマに出演するときにもよく聞かれるんですけど、いつもほとんど役柄と自分の共通点がない。“なんでこんなに共通する部分がないんだろう?”って思います。主人公的なキャラクターと、僕自身が合わないってことなんですかね?(苦笑)。

――今回は初の実写版吹き替えですが、玉森さんはご自分の声は好きですか?
【玉森裕太】そんなに好きじゃないです。自分の歌声を聞くと、音程が狂ってるわけじゃないのに、なんか“気持ち悪い”って思う。いつまでも聴き慣れないんです。自分の中で、理想の声があるのかな。

――声優の経験、これからのお芝居に生かせそうですか?
【玉森裕太】舞台とかにはすごく役立ちそうですよね。アクションシーンにこんなに声が絡んでくることに、今まで気づけなかった。声にここまでフォーカスできたのは初めてなので、次に出演する舞台とか、何か今回の経験を生かせることがあるんじゃないかと思います。

――仕事の幅が広がることで、この仕事を始めたばかりの頃に描いていた理想に近づけてるな、という実感はあるんでしょうか。
【玉森裕太】僕、そういう理想は持ってないんです。漠然と、“将来こうなってたい”とかはありますけど、“そのために俺はこれをやる、あれをする”ってことはない。もちろん将来のために努力していることはありますよ。でも、目標を細かくは決めてない。いただいたお仕事に、その都度その都度集中するだけです。
(文/菊地陽子)

最終更新:9月11日(日)8時40分

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