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預金は「三方良し」。投資家がここに注目すべきなのはなぜか?

投信1 9月6日(火)20時20分配信

「マイクロファイナンス」と聞くと、貧困層への少額の貸付、つまり「マイクロクレジット」を連想する方も多いかもしれません。しかし、マイクロファイナンスは、その他の少額の金融サービス(たとえば、少額預金や少額送金、少額決済)を包括する広い概念です。

その中でも特に注目されているのが少額の預金です。日本のような先進国に暮らす場合も、人生において最も必要な金融サービスは預金ではないでしょうか? 

融資サービスを利用したことがない人は珍しくはないかもしれませんが、預金サービスを利用したことがない人(=銀行口座を持っていない人)は、そうそういないでしょう。途上国や新興国においても事情は同じで、預金サービスへのニーズの大きいのです。今日はその預金サービスがもたらす利益をご紹介します。

貧困層に安全な資産の保管場所を提供

日本に住む方々は当たり前の用に銀行口座を持っているかもしれませんが、途上国の貧困層には、銀行口座を持っていない人が数多く存在します。

世界で銀行口座を持っていない人の数は20億人に達すると言われており、彼等は貯金をしたくても安全にお金を保管する場所がなく、枕の下に保管したり、戸棚に保管したりしています。

当然ながら、このような資金保管方法は盗難や紛失のリスクを伴います。銀行口座を保有していない人の割合は特にアフリカや中南米で高くなっており、これらの地域での預金サービスの提供が待ち望まれます。

これらの問題は、金融機関が適切な預金サービスを提供することで解決することができます。日本においては空気のように当たり前に存在している預金サービスなので、ありがたみを実感することは少ないかもしれませんが、資産の安全な保管場所という意味で、預金サービスの果たす役割は途上国においては大きいのです。

金融機関側にとっての安価な資金調達方法

預金サービスのメリットは、顧客に安全な資金保管場所を提供できることだけではありません。金融機関側から見れば、預金は安く資金を調達する方法でもあるのです(預金者に払う金利の方が投資家に払う金利より安いため)。

そうはいっても、先日『非効率による高金利を引き下げられるのはフィンテック?』で紹介したように、金融機関側にとって預金口座を顧客ごとに開けたり、それを管理したりするのは業務が煩雑になり面倒という側面もあります。そのため、メキシコのマイクロファイナンス機関等は資金調達の大部分を投資家からの出資でまかなっています。

しかし、預金による資金調達は安価な資金調達以上のメリットをもたらす可能性もあるのです。

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最終更新:9月6日(火)20時20分

投信1