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英国人元グラビアモデルを「聖戦士の花嫁」に、IS勧誘

The Telegraph 9月6日(火)11時28分配信

【記者:Ben Farmer】
「聖戦士の花嫁」として若い女性たちを勧誘し、イラクやシリアに渡航させる役割を担うイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の構成員が、イスラム教に改宗した英国人の元グラビアモデルを勧誘していたことが分かった。

 元モデルのキンバリー・マイナーズ(Kimberley Miners)さん(27)はISの勧誘担当者とソーシャルメディアでメッセージを交換し、ISの暴力的なプロパガンダ動画をソーシャルメディアでシェアした疑いもあるとして、英国の対テロ警察から警告を受けた。

 かつて、タブロイド紙にトップレスの姿が掲載されたこともあるというマイナーズさんは、英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)の取材に、「アブ・ウサマ・ブリタニ(Abu Usamah al-Britani)」と名乗るISの構成員とフェイスブック(Facebook)を通じて接触があったことを認めた。この人物は戦闘員と結婚させるために欧米の若い女性を勧誘しているという。

 マイナーズさんは警察当局から警告を受け、反過激思想プログラムについての案内を受けたという。

 ISの支配地域に渡った女性や少女たちはこれまで100人に上るとみられる。多くはインターネットを通じての勧誘だ。

 マイナーズさんは、つい先月までその素性を知らないままこの構成員と連絡を取り合っていたと話し、「『もしイングランド(England)を出られるなら、そうしろ』と言われた」と述べた。

 マイナーズさんはISの斬首による殺害を非難しており、戦闘員の花嫁にもなりたくはなかったが、ISの支配地域に行って慈善活動をしたいと思っていたと語っている。

 ウェストヨークシャー(West Yorkshire)州ブラッドフォード(Bradford)出身のマイナーズさんは父親を亡くした後にイスラム教に改宗した。しかし、イスラム教徒の衣服を着ていると路上で嫌がらせに遭うと話す。

 このことについてマイナーズさんは、「(私は)グラビアモデルから、まったく違う存在へと変わった。不思議に思うのは、何も着てないときはバッシングされないのに、(ベールを)着用した途端に(過激派であるとか)批判されること」と苦言を呈した。

 マイナーズさんに対する勧誘は、英ケント(Kent)州の元パンクミュージシャン、サリー・ジョーンズ(Sally Jones)容疑者がインターネットを通じてIS戦闘員と知り合った後、幼い息子を連れてISが一方的に樹立を宣言した「カリフ制国家」へ渡った例に似ていると、情報筋は指摘している。

 ただ、ISの戦況が劣勢に転じ、戦闘員にも多数の死者が出ていることから、欧州からIS支配地域に渡る人の流れは鈍化している。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:9月6日(火)11時49分

The Telegraph

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。