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北海道の離島に移住しませんか 利尻、礼文の3町、積極的な促進策

北海道新聞 9月6日(火)7時0分配信

体験用住宅を整備 働きながら生活味わう

 【礼文、利尻、利尻富士】宗谷管内の離島3町が移住促進策を積極的に進めている。住宅を新築したり、空き家を利用したりして、移住体験者の受け入れ態勢を整備。漁業などの就業体験をしながら離島の生活を知ってもらうツアーも開催しており、働くことでよりスムーズな移住につなげたい考えだ。

 礼文町は移住体験用の住宅を2棟新築し、8月から募集を開始した。これまでに数件問い合わせが来ているという。木造平屋建て(29平方メートル)の室内には、寝室二つと台所、シャワールームがあり、家電製品や食器もそろう。公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」も整備されており、利用料は1日千円。10日以上の滞在から申し込める。

 町総務課の笹森厚志主査は「多くの人に体験してもらうのと同時に、どう移住につなげていくかも考えたい」と話す。

 6月に受け入れを始めた利尻町は、来夏を含め、既に3組の予約が入っている。木造2階建ての空き家(延べ199平方メートル)を利用し、移住体験者向けに改装。埼玉県の50代夫婦が今月13日から3週間滞在し、来夏は2組が利用する予定という。1週間以上の滞在が対象で、5~10月は1日1500円、11~4月は同2千円で利用できる。

 町まちづくり振興課の木村祐城主事は「今後も空き家を活用して体験用住宅を増やしたい」と意気込む。

利尻富士町は学生向けにツアー

 一方、大学生向けに離島体験ツアーを今夏、初めて企画したのは利尻富士町。漁業体験や住民との交流を通して島での生活を知ってもらい、将来の移住につなげる狙い。町総務課の関光徳係長は「若者の視点で生活してもらうことで、新たな島の魅力が見つかるかもしれない」と波及効果にも期待する。

 一般向けの移住体験ツアーは、礼文町が今夏から、利尻町は昨夏から実施している。漁業や観光などの就業体験を行い、首都圏などの参加者に好評という。

北海道新聞

最終更新:9月6日(火)7時0分

北海道新聞