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未開の地を行く 稜線トレイル調査で未整備区間踏破 本紙記者が同行

上毛新聞 9月6日(火)6時0分配信

 新潟、長野両県境との稜線(りょうせん)に計画している約100キロのロングトレイル「ぐんま県境稜線トレイル」(仮称)のうち、群馬県は9月2~4日、登山道が未整備の白砂山(しらすなやま、中之条町)―三坂峠(同)間約9キロの現地調査を実施した。県職員や山岳団体でつくる調査隊(隊長・佐藤光由県山岳連盟理事長、10人)が調査した同区間に、前後の登山道を含め計約20キロの行程の3日間を、同行取材した。(白川裕登)

◎中之条町の白砂山―三坂峠間9キロ

 野反湖(中之条町)北の登山口から歩き始め、白砂山への登山道でテント泊。同山頂を過ぎた未整備区間に入ると、手付かずの自然が調査隊を迎えた。衛星利用測位システム(GPS)やコンパスを頼りにルートを進みながら、未整備区間の山中でもう1泊。悪天候でルートが分からなくなりそうになるなど消耗する体力と戦いながら、三坂峠に着いた。

 一行はGPSや写真、動画で状況を記録した。ロングトレイルは自然や文化、歴史などを楽しみながら歩くことができる道として、国内外で人気が高まっている取り組みだ。稜線コースとしては全国最長となる約100キロのコースを実現しようと、県は2017年度にも約9キロ区間の整備に着手する意向。調査結果を基に水場、テント設営場所や避難小屋の設置を検討する。

◎「この先危険!」看板の先へ 濃霧の中「やぶこぎ」

 白砂山(2139メートル)に登った経験がある。晴れていれば、頂上から稜線が長く続く絶景を見られる。稜線を「歩いてみたい」と思う登山者は多いはずだが、「この先危険!」の看板が立ちはだかる。まだ見ぬ景色に出合えることを楽しみに、今回の調査に同行した。

 初日(2日)の行程は野反湖の登山口から堂岩山手前の水場までで所要時間は約2時間。もっと距離を稼いでおきたいところだが、未整備区間に水場があるか不明なため、水場をゴールにした。隊員の多くは経験豊富なベテランだ。

 ひんやりとした風が吹き、気持ちよく登山口を後にした。50分ほど歩いて地蔵峠で休憩した。登山道から少し離れた所に地蔵があり、「無事に帰れますように」と手を合わせた。

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最終更新:9月6日(火)6時0分

上毛新聞