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もんじゅ構内でぼや、床一部焼く 管理棟のごみ箱から出火

福井新聞ONLINE 9/6(火) 12:31配信

 6日午前9時ごろ、福井県敦賀市白木2丁目の高速増殖炉もんじゅで、非管理区域にある環境管理棟の分析室に置いてあった段ボール製ごみ箱から出火。ごみ箱と、そばの作業台と床の一部を焼いた。

 日本原子力研究開発機構によると、同棟は原子炉から南西に約200メートル。構外で採取した土や海水などに含まれる放射性物質の濃度を測定している。奥行き約30センチ、横約50センチ、高さ約50センチの段ボールの空き箱をごみ箱として使っており、手を拭いたり、測定でこぼれた土、海水を拭き取ったりした紙を捨てていた。

 部屋は施錠されており、同日午前8時半ごろ、作業員が立ち入った際に異常はなかったという。建物は全館禁煙。手を拭いたごみが中心のため、段ボール箱をごみ箱として使うことは禁止されていなかったという。

 火災報知機を聞きつけた協力会社の作業員2人が約5分後に消火器で消し止めた。環境への影響はなく、けが人もいない。

 原子力規制委員会は1日から、もんじゅで3カ月ごとに実施する保安検査を行っている。14日までの予定。今回の検査では、放射性固体廃棄物の管理状況などを確認する。

 もんじゅを巡っては昨年11月、規制委が運営主体の変更を文部科学相に勧告。文科省の有識者検討会で存続を前提に在り方を議論していたが、具体的な運営主体を示すには至らず、規制委への回答が遅れている。政府内では廃炉論も浮上している。

福井新聞社

最終更新:9/6(火) 17:27

福井新聞ONLINE