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胆管を誤って切断 習志野の病院提訴 千葉地裁

千葉日報オンライン 9/6(火) 13:12配信

 胆嚢(のう)の摘出手術で誤って右胆管を切除され胆汁が漏れていたのに腹水と説明されたため死亡の危険があったなどとして、女性会社員(34)が千葉県習志野市の津田沼中央総合病院を相手取り、慰謝料など計約1130万円の損害賠償を求める訴えを千葉地裁に起こした。提訴は8月16日付。

 訴状によると、女性は昨年6月に多発胆嚢結石と診断され、9月から同病院に通院、12月に単孔式腹鏡下胆嚢摘出手術を受けた。その2日後に、主治医男性から「手術中に副胆管を切除してしまった」などと説明を受けた。その後、女性の腹部はふくれあがり、痛みが続いたが、「腹水がたまっているだけ」と説明され、治療はされなかった。

 不審に思った女性は、今年1月、国立千葉医療センター(千葉市)に転院。同院の検査では、誤って切除した部位は「副胆管」でなく「右胆管」で、腹部にたまっていたのは「腹水」でなく「胆汁」で、放置していれば死に至っていたと判明した。

 原告側は「女性は肝機能が低下してしまい、当初説明を受けていた手術後5日の退院の予定が2カ月に延長し、その間収入を得られなかった」と主張。

 同病院は「コメントを控える」と話した。

最終更新:9/6(火) 13:12

千葉日報オンライン