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本当は5カ国ぐらいがちょうどいい? G7とG20の役割

日刊工業新聞電子版 9/6(火) 17:20配信

米高官「なんでも多い方がいいわけではない」

 2008年11月、リーマン・ショックに端を発した世界金融危機を克服するべく、米ワシントンで主要20カ国(G20)の首脳らによる初の「金融サミット」が開かれた。会議では今後も参加各国が輪番で会合を持つことで合意した。

 それまで世界のリーダーだった主要8カ国(G8)は、影響力の限界を自覚していた。当時、いずれG8会合は開かれなくなるのか―と尋ねると、財務省高官は首をかしげた。

 「なんでも多い方がいいわけではない。実のある議論をしようと思ったら8カ国でも多すぎる。本当は昔みたいに5カ国ぐらいがいい」―。そう話した高官は続けて「さて20カ国の代表は、会議で何分間、発言できるのでしょうね?」とつぶやいた。

 G8はその後ロシアが抜けてG7になったが、G20と平行して開催が続いており、いまや「自由主義経済連合」の趣がある。一方のG20は参加国の意見交換より、中国やロシアなどG7以外の有力国と米国の対決ばかりが注目される。

 それでも主要国トップが一堂に会し、議論する場があることはいいことだ。今年のG20サミットは中国・杭州で開かれ、5日に閉幕した。今後もG7と役割を分けつつ、世界経済の安定に寄与してもらいたい。

最終更新:9/6(火) 17:34

日刊工業新聞電子版

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