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飲酒ひき逃げに懲役8年…さいたまの劇団員女性死亡「安易に考えた」

埼玉新聞 9/6(火) 22:37配信

 2015年11月、埼玉県さいたま市浦和区で、自転車の女性=当時(41)=が飲酒運転の車にひき逃げされて死亡した事件で、危険運転致死と道交法違反の罪に問われた、同市緑区馬場、とび職片桐淳被告(24)の裁判員裁判の判決公判が6日、さいたま地裁で開かれた。松原里美裁判長は片桐被告に懲役8年(求刑・同12年)を言い渡した。

 判決で松原裁判長は片桐被告が飲酒の影響で仮睡状態に陥っていたにもかかわらず、車の運転を中止しなかった点に触れ、「何ら落ち度のない被害者の生命を突如奪い、厳罰を望む遺族の心情は当然」とした。片桐被告が友人と常習的に飲酒運転を繰り返していたことから、「安易に考えていたことは否めず、経緯や動機に酌むべき事情はない」と述べた。

 一方、片桐被告が罪を認めて反省の態度を示している点などを踏まえ、懲役8年が相当とした。

 起訴状などによると、15年11月28日未明、さいたま市浦和区内で、飲酒した状態で、友人=懲役3年保護観察付き執行猶予5年=の車を運転し、前方を走っていた浦和区瀬ケ崎4丁目、劇団員山本英美さんをはねて死亡させ、車を道路上に放置したまま逃走した。

最終更新:9/7(水) 19:45

埼玉新聞