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会津若松市、ふるさと納税389万円赤字 住民税・財源流出額

福島民友新聞 9月6日(火)10時53分配信

 生まれ故郷や応援したい自治体にお金を寄付すると住民税などが軽減される「ふるさと納税」で、会津若松市の2015(平成27)年度の実績が、他自治体に流出する市民税が寄付受け入れ額を上回り、初めて差額が赤字になった。5日に開かれた9月議会一般質問で質問があり、室井照平市長が答弁した。

 住民税の財源流出額は、自治体への寄付受け入れ額と市民税課税の寄付金控除額の差額でみる。同市の15年度は、寄付額約1866万円に対し、寄付金控除額約2255万円となり、差額はマイナス約389万円となった。過去の実績は14年度がプラス約650万円、13年度がプラス約672万円と黒字だった。

 全国的に都市部は赤字、地方は黒字となり、高額な返礼品を用意している自治体には寄付が偏る傾向がある。同市では、過剰な返礼品競争は行わないとしている。それでも本年度から返礼品を刷新・拡充し、会津漆器などの地場産品26品目から選んでもらう形式にしている。

 室井市長は「制度の趣旨から節度ある対応が基本。今後も地場産業振興の視点で、返礼品のさらなる充実を検討していく」とした。

福島民友新聞

最終更新:9月6日(火)10時53分

福島民友新聞