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ブラジル人は最も無防備 カード詐欺は世界2位

サンパウロ新聞 9/6(火) 3:20配信

 電子決済サービスなどを手掛ける米企業「ACI Worldwide」の調査は、デビットカードやクレジットカード、プリペイドカードの使用において、ブラジルは米州の中で最も危険な振る舞いを行う国だと指摘。さらに、カードに絡む不正(詐欺など)においては、ブラジルをメキシコに次ぐ世界2位と位置付けている。同調査は米州の4カ国(カナダ、米国、メキシコ、ブラジル)を含む世界20カ国において、消費者を対象にカード不正について調べた。伯メディアが8月30日付で伝えた。

 同調査によると、ブラジルの消費者の4人に1人(27%)はスマートフォン(スマホ)を使用しない時に画面をロックしない状態で置きっ放しにする。また、23%の人達は個人情報が記載された書類や郵便物をゴミ箱に捨てる。さらに、ブラジルの消費者の22%は防御ソフトウェアが搭載されていないパソコンもしくは公共のパソコンからインターネットバンキングにアクセスし、15%の人達は暗証番号を書いた紙を持ち歩き、11%は銀行のデータを要求する電子メールや電話に対して個人情報を提供している。

 ACI社のブラジルにおける責任者であるウーゴ・コスタ氏によると、ここまでに紹介された諸々の行動を回避するほかに、各人が詐欺被害を防ぐための注意点がいくつかある。同氏は「より安全なので常にICチップ付きのカードを使用する。そして、例えばレストランやガソリンスタンドでの決済時には、自分のカードから目を離さないこと。また、現金自動預払機(ATM)を利用する際には注意を払う。暗証番号を入力する際は常に画面(キーボード)を覆い隠す。ケーブルや電線が露出している場合はその機械を使用しないこと」と説明する。

 危険な行いは直接、詐欺被害などにつながる。そして、スマホやタブレット端末の世界的な利用拡大によって危険性はますます大きくなっている。世界全体では、消費者の54%が、この5年の間に少なくとも1度は危険を伴う行動を取ったと回答した。これらの人達の58%はすでに詐欺などの被害に遭っている。より注意深い行動を取る消費者の中で被害に遭ったことがあると答えたのは36%だった。

 ACIの調査では、ブラジルの消費者の半数(49%)が、ここ5年の間に何らかのカード詐欺の被害に遭ったと答えた。この率はメキシコに次いで世界で2番目に大きい。前回2014年の調査時にはブラジルの順位は世界8位だったが、この2年間で急上昇した。

 今回のオンライン調査は16年第2四半期(4~6月)に、前記した米州4カ国のほかフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、南アフリカ、スウェーデン、アラブ首長国連邦、英国、オーストラリア、インド、インドネシア、ニュージーランド、シンガポールで行われ、消費者6159人から回答を得た。

サンパウロ新聞

最終更新:9/6(火) 3:20

サンパウロ新聞