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ジョコビッチがエドマンドに快勝し、準々決勝へ [全米テニス]

THE TENNIS DAILY 9/6(火) 19:00配信

 アメリカ・ニューヨークで開催されている「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス4回戦。

ジョコビッチがエドマンドに快勝、準々決勝でツォンガと対戦へ [全米オープン]

 世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、カイル・エドマンド(イギリス)を6-2 6-1 6-4で下した試合で、なぜ右肘を治療するためトレーナーを呼ぶ必要があったのかについて、詳細を話すことに何の興味も示さなかった。この勝利で彼は10年連続となる全米準々決勝に駒を進めた。

 大会初日に同じ右腕の治療を受けたときもそうだった。ジョコビッチは試合後の記者会見でその問題についての問いをはぐらかしている。ある時点で彼は、「よかったよ。すべて問題ない」とさえ言い出した。

 ジョコビッチは肘に痛みはないと言った。少しあと、ある記者に、なぜメディカル・タイムアウトをとってトレーナーを呼んだのかと聞かれると、彼は微笑を浮かべ「ちょっぴりマッサージが必要だったのさ」と答えた。

 2、3回戦で対戦相手が故障を理由に棄権したため、ジョコビッチはここ5日間で合計31分しか試合をプレーしていなかった。

「言うまでもなく、あまりプレーをしていなかった。だから戻ってくることができてうれしいよ」と、ジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで言った。「スタートから、いいプレーができたと思う。高い集中力と質をともなった、インテンシティ(強度)の高いテニスをプレーできた」。

 実際それが、彼がやったことだった。世界ランク84位のエドマンドに対して、最初の2セットのジョコビッチは、かなり調子がいいように見え、そしてまたも終盤に(第3セット2-1のあとのトレーナー登場を含む)ちょっとしたエピソードがあった。それは、彼がこの試合で初めてサービスをブレークされた直後の、エドマンドが3ゲームを連取した時間帯でもある。

「正直、気分はいい。今日、この試合でいいスタートを切りたいと強く願っていたんだ」とジョコビッチ。「4回戦を前に、コート上(試合)であまり時間を費やすことができなかったから。そして大会前に少し苦労していたということもあってね」。

 8月初旬以降、左手首の痛みに煩わされていたジョコビッチは、リオ五輪では1回戦で負け、その後の全米前哨戦からは欠場し、試合数をこなすことなくニューヨークに到着した。対エドマンド戦でふたたび右腕の問題が浮上するまでは、ジョコビッチは体を休めてしっかり準備ができているように見えていたのだ。

 75分のプレーで2セットを取ったジョコビッチは、さらに第3セットで早くもワンブレークを果たした。そこまでの過程で彼は、まるで相手を担ぐように角度をつけたドロップショットを打ったり、精いっぱい体を伸ばしてのバックハンドクロスのアングルショットを打つなど、いくつかのマジカル・ショットを生み出していた。守備を攻撃に切り替えるフォアハンドや、その際の見事な身のこなしは、観客を大いに喜ばせた。

「各ポイントで僕はカイルを苦労させたと思う。彼を振り回し、コート中を走り回らせたかったんだ」とジョコビッチ。

 エドマンドを好きなように振り回したラリーのあと、ジョコビッチは笑みを見せさえした。それが第3セットの序盤で、ベースライン近くにバックハンドのウィナーを打ち込む前のことだ。

 それは同時に、エドマンドが小さな挽回を始めたのと同じゲームでもあった。続くエンドチェンジの際にジョコビッチはトレーナーを呼び、トレーナーは様々なやり方で関節を動かしながら、彼の右肘の裏に親指を押しつけた。

 エドマンドは2回連続でサービスブレークに成功し、3-2とリードを奪った。そのとき客席で見守っていたジョコビッチのコーチ、ボリス・ベッカーは顔をしかめていた。

 とはいえ、それだけのことだった。ジョコビッチはブレークバックしてスコアを3-3とし、サービスをキープし合ったあと、最後の2ゲームを取った。

 彼は、ここ30のグランドスラム大会のうち29大会で、少なくとも準々決勝に進出している。唯一の例外は6月のウィンブルドン3回戦で、サム・クエリー(アメリカ)に敗れたときのみだった。

 次の準々決勝でジョコビッチは、第9シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦する。2008年の全豪オープン決勝でツォンガを倒し、キャリアを通してつかんだ「12」のグランドスラム・タイトルの最初のひとつを、そのとき勝ち獲っている。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

最終更新:9/6(火) 19:00

THE TENNIS DAILY