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韓中首脳会談、「飲水思源」成語を使った習主席の本音は…

ハンギョレ新聞 9月6日(火)6時23分配信

「杭州は大韓民国臨時政府の活動地」 当時の中国政府の支援を強調  THAADへの不満、遠回しに表出

 5日午前(現地時間)、韓中首脳会談の会場である中国杭州西湖の国賓館で、朴槿恵(パククネ)大統領を迎えた中国の習近平国家主席は笑わなかった。首脳の表情、身振りひとつひとつが外交的メッセージだという点を考慮すれば、習主席の「無表情」は高高度防衛ミサイル(THAAD)の在韓米軍への配備決定に対する中国政府の不快な心情を代弁したものと解釈できる。習主席は尹炳世(ユンビョンセ)外交部長官など韓国側の会談参加者と握手しながら挨拶を交わしたが、中国側の参加者と朴大統領は特に挨拶をしなかった。

 続いて習主席は首脳会談の冒頭発言で、杭州大韓民国臨時政府時代に中国国民が金九(キムグ)を保護した点に触れ、「金九先生の息子の金信(キムシン)将軍が、1996年に杭州近くの海燕を訪れ「飲水思源 韓中友誼」という書を残した」と紹介した。飲水思源とは「水を飲む時、その水がどこから出たのか根源を考える」という意味であり、習主席が朴大統領に抗日の歴史を強調し「中国の恩」に言及したものだ。これは最近、韓日政府が「未来」を強調して関係改善に乗り出し、THAAD配備を媒介に韓米日3カ国協力が強化される動きに対する不満を遠回しに表現したものと解釈される。

 このような場面は1年前の両国関係と比べると「見慣れぬ」姿だ。昨年9月、朴大統領と習主席は、中国の北京天安門城閣で中国の「軍事崛起」(軍事的に高くそびえ立つこと)を全世界に知らせる「抗日・反ファシスト戦争勝利」(戦勝節)の閲兵式を一緒に見て、新たな韓中関係を誇示した。朴大統領が2013年の就任以来、最も数多く会った首脳も習主席(8回)であり、大統領当選者時代に真っ先に特使を送った相手も中国だった。朴大統領の「中国功労」は、北朝鮮問題に関して中国の助けを得るという意志の表現と解釈されてきた。実際、両首脳は昨年までは北朝鮮核不容認の原則を繰り返し確認し、北朝鮮の核・ミサイル問題解決のために協調と協力を約束した。

 しかし今年1月、北朝鮮の4回目の核実験以後、北朝鮮に最も大きな影響力を行使している中国が、朴大統領の強力な対北朝鮮圧迫の要求に距離を置いたことで、韓中首脳間の亀裂が予想された。核実験後、朴大統領が日米首脳とすぐに電話し対北朝鮮協力を合意したのに反し、習主席とは1カ月余り過ぎて電話通話が行われた。今回の首脳会談でも、両国の最大懸案であるTHAAD配備に関して平行線が続くのか、両国の関係が回復するのかは不透明な状況だ。

杭州/チェ・ヘジョン記者、キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9月6日(火)6時23分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。