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プロモーターが語るもてぎ戦とWTCCの未来(2)「ポイントシステムを変えたい」

オートスポーツweb 9月6日(火)21時11分配信

 WTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドは9月2~4日、ツインリンクもてぎで2年目のイベントが行われたが、この場でWTCCのプロモーターを務めるユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロ代表がグループインタビューに応じた。

【タイで行われたTCRシリーズの様子】

 リベイロ代表は、ユーロスポーツ・イベントのなかでWTCC、そして二輪のEWC世界耐久選手権をプロモートしており、鈴鹿サーキット、そしてツインリンクもてぎを運営するモビリティランドとの関係も深い。また、両シリーズとも日本でレースを開催していることから、日本のモータースポーツ文化やシリーズについても非常に深い見識をもっている。

 そんなリベイロ代表に、今回はホセーマリア・ロペスのタイトル決定にも関連したタイ戦のキャンセル、そして来季とTCRシリーズとの関係、2016年で契約が切れるタイヤサプライヤーについて聞いた。

■タイ戦キャンセルの理由は?
Q:タイでのレースは正式にキャンセルになるのか。
フランソワ・リベイロ(以下FR):FIA国際自動車連盟に対し、キャンセルのリクエストを出してそれは承認された。ただ、世界選手権の年間カレンダーを正式に変更するには、9月28日に行われるワールド・モータースポーツ・カウンシルの承認が必要だ。

Q:タイ戦のキャンセルの理由は。
FR:実にシンプルな話だ。タイのASNの担当が消えてしまったんだよ。日本でいうところのJAFにあたる『RAAT』という組織があるが、政府から組織が消滅したとの連絡があった。昨年一緒に仕事をしていた人たちが皆いなくなり、新しい人たちが代わりに入ってきたが、彼らはサーキットを見たことがあるかどうかというメンバーだった。だから、とても危険なのだ。もちろん世界選手権でない、たとえばスーパーGTのようなイベントであれば、ローカルの連盟を必要とせず、GTAのように直接サーキットと仕事をすることが可能だ。しかし、世界選手権の場合はその国の連盟がないとレースを開催することは法的に不可能だ。

Q:代替イベントは予定しているのか。
FR:いや。12戦だったのが11戦になる。

■気になる2017年のWTCCは──
Q:2017年のタイヤサプライヤーについて、何か決まっていることはあるのか。
FR:まだ決定はされていない。話をしている最中だが、ヨコハマを継続する可能性もある。彼らとの関係は大切にしたい。10月中旬までには決定したいと考えている。

Q:2017年のカレンダーについて構想はあるか。
FR:まず、F1とWECのカレンダーが出るのを待たなければならない。それに応じて我々がカレンダーを作成する。年間11戦になるだろう。来季はひとつのラウンドに変更があるかもしれない。

Q:レースフォーマットやポイントのシステムに変更はあるのか。
FR:フォーマットは同じだが、メインレースのポイントをもっと増やしたいと考えている。また、MAC3については、“モアポイント・ノーギャップ”を目指して獲得できるポイントのギャップを広げる予定だ。

Q:昨年も聞いたが、TCRシリーズの人気が高まっていると感じているが、WTCCとしてはどんな関係を構築するのか。
FR:(しばらくこちらを見つめた後)………誰の間で人気があるというのかね? まあいい。TCRは別のブランドだ。ツーリングカーにとって、ドメスティックなシリーズは必要だ。TCRジャパンシリーズがあればいいだろうと思う。ただ、TCRはプライベーターのシリーズだ。プライベーターのためのコンペティションは必要だし、ファクトリーチームとプロドライバーのためのコンペティションも必要ということだ。

[オートスポーツweb ]

最終更新:9月6日(火)21時18分

オートスポーツweb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。