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海保庁舎が高台移転

紀伊民報 9月6日(火)16時45分配信

 串本海上保安署の庁舎が、和歌山県串本町串本の海に面した低地から、同町サンゴ台の高台に新築移転した。近い将来、発生の恐れがある大地震による津波の被害を避け、災害時に庁舎の機能を保つため。東浦博昭署長は「庁舎が拠点として残れば、災害時に地域のために働くことができる」と話している。

 旧庁舎は海抜約2・5メートルの場所にあり、南海トラフ巨大地震の想定では、津波で庁舎が水没し、敷地が液状化する恐れもある。

 災害時は全国から海上保安庁の救援が船などで来るため、必要な所に必要な援助ができるように、同署が救援部隊と町などの間に入って調整をする。そのためにも、拠点となる庁舎の安全を確保しておく必要があった。

 新庁舎は、町土地開発公社が造成した海抜約53メートルの災害対策用地に建設。昨年9月に着工し、今年7月に完成。8月20、21日に荷物を搬入し、22日から新庁舎で通常業務を始めている。工事費は約3億5千万円。鉄筋コンクリート2階建てで床面積は1084平方メートル。旧庁舎の3倍ほどの広さになった。9月24日には庁舎の完成式をする。

最終更新:9月6日(火)16時45分

紀伊民報