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なつかしの「キューハチ」ことPC-9801とPC-100、重要科学技術史資料に登録

CNET Japan 9月6日(火)17時57分配信

 NECパーソナルコンピュータ(以下NECPC)は9月6日、「PC-9801」と「PC-100」が「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」として登録を受けたことを発表した。

 未来技術遺産は、独立行政法人国立科学博物館の産業技術史資料情報センターが、日本の産業技術の歴史を未来に役立てるため、世界的に見ても特筆すべき発明や開発品を登録している。

 今年度登録を受けたPC-9801(1982年発表)およびPC-100(1983年発表)は今日のパーソナルコンピュータ発展の重要なマイルストーンとしてNECのみならず国内外に多くの影響を残したモデルだ。

 特にPC-9801は「キューハチ」の愛称で親しまれ、広く国内パソコン市場で普及したことから日本のパソコン普及期における代表的モデルといえる。

1982年発表の「キューハチ」こと「PC-9801」

 製作者は日本電気(NEC)。1982年発表。グラフィックディスプレイコントローラ(GDC)で高速化した640×400ドットのディスプレイと16ビット外部バスをもち、オプションのJIS第一水準漢字ROMの搭載で漢字処理に対応した16ビットパーソナルコンピュータ。拡張性の高いハードウェアと、既に普及していた8ビットPCと交換性のあるOS的役割を果たすソフトウェアN88-BASIC(86)を搭載していた。1980年代後半から10年以上にわたり事実上の日本の標準機として普及した「98シリーズ」の初代機。

1983年発表のPC-100

 製作者は日本電気(NEC)。1983年発表。マウスによるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)と、縦横どちらの配置でも使える720×512ドットの絵と文字を同様に扱えるビットマップディスプレイを標準で装備する。キャラクタベースドユーザインターフェース(CUI)のOS(MS-DOS Ver.2.01)にGUIを実現するシェルプログラムと日本語処理環境を組み合わせ、操作体系を極力統一するとともに、ワードプロセッサや表計算などのアプリケーション間の連携など現代では一般化している設計方針や技術を量販品で実現した。

最終更新:9月6日(火)17時57分

CNET Japan