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ワーナー・ブラザース、自社サイトが著作権侵害と グーグルに削除求めるが

BBC News 9月6日(火)11時28分配信

米映画会社が、自社サイトが著作権を侵害しているとして、グーグルにURLを検索結果から削除するよう求めていたことが明らかになった。ニュース・ブログ「Torrent Freak」が伝えた。

同社はさらにグーグルに対して、アマゾンやスカイ・シネマが合法的に運営する映画ストリーミングサイトや、映画データベースIMDBへのリンクも外すよう求めていた。同社の依頼は、削除依頼を請け負う「Vobile」社を通じてのもの。

ワーナー・ブラザースは公式にコメントしていない。

ワーナー・ブラザースの削除依頼を発見したのは、ニュース・ブログ「Torrent Freak」で、「Vobile」は「ひどい間違い」をいくつかしたと記事で指摘している。

「Torrent Freak」によると、ワーナー・ブラザースが「Vobile」を通じてグーグルに出した削除依頼の中には、「マトリックス」や「ダークナイト」などの映画の公式サイトも含まれていた。このほか、正規のストリーミング契約を交わしているアマゾンやスカイ・シネマも、著作権侵害だと通報している。

「Torrent Freak」のエルネスト・ファンデル・サル氏は、「ワーナーは意図せずして、一般ユーザーが正規コンテンツのリンクを見つけにくくしてしまっている。それは意図と正反対のことだ」と話す。

透明性

「Vobile」などの企業は通常、大手映画スタジオの代理として、映画やテレビ番組の違法アップロードを監視・報告する。

グーグルの透明性報告によると、「Vobile」はこれまでに1300万のリンクについて削除依頼を出している。ワーナー・ブラザース関連以外でも、削除に該当しないはずの誤った削除依頼が散見される。たとえば映画会社ライオンスゲートが、マイクロソフトのダウンロードサイト上にある「London Has Fallen」(邦題「エンド・オブ・キングダム」)を通報するなどといった例だ。

「残念ながら、こういう間違いはよくある。違法コピーを監視する企業は、自動システムを使って著作権侵害サイトを探すことが多いからだ」とファンデル・サル氏は言う。

「今回の(ワーナー・ブラザースの)件も、それが原因だとほぼ確信している。ミスがあからさまなので。対策としては、著作権を侵害しないwarnerbros.comやamazon.comなどのURLをホワイトリストに入れるのが有効だが、今回はそうならなかったようだ」

ワーナー・ブラザースからの依頼を検討した結果、グーグルはアマゾンやIMDB、スカイシネマのURLを検索結果リストから削除しないと決定した。

(英語記事 Warner Brothers reports own site as illegal)

(c) BBC News

最終更新:9月6日(火)11時28分

BBC News

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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