ここから本文です

米8月ISM非製造業総合指数6年半低水準、景気減速浮き彫りに

ロイター 9月7日(水)1時57分配信

[6日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が発表した8月の非製造業部門総合指数(NMI)は51.4と、7月の55.5から低下し、2010年2月以来およそ6年半ぶりの低水準となった。生産や受注の落ち込みが響いた。

指数は市場予想の55.0も大きく下回った。前月比の下落幅は金融危機で世界経済が混乱していた2008年11月以来の大きさだった。

指数は50より上が景気拡大、50より下が景気縮小を示す。

予想を下回る伸びとなった8月の雇用統計や弱い自動車販売、半年ぶりに節目の50を割り込んだISM製造業景気指数に続く精彩を欠く内容で、景気減速が浮き彫りとなった。データを受け、9月利上げの可能性はさらに遠のいたとみられている。

ナロフ・エコノミックの首席エコノミスト、ジョール・ナロフ氏は「8月の指標は悩ましく、米連邦準備理事会(FRB)も懸念するだろう。2週間後に利上げに踏み切る説得力のある理由は見当たらない」と述べた。

内訳では、生産指数が7.5%ポイント低下と、2008年11月以来の大幅な落ち込みとなった。

景気指数は51.8と、7月の59.3から低下。市場予想は58.8だった。景気指数の下落幅も08年11月以来の大きさだった。

雇用指数は50.7と、7月の51.4から低下した。新規受注は51.4と、7月の60.3から下がった。

価格指数は51.8。7月は51.9だった。

受注残と新規輸出受注が節目を割り込んだほか、在庫は17カ月ぶりに縮小した。

ISMによると、公益、不動産、金融・保険、ヘルスケア・ソーシャルアシスタンス、情報・プロフェッショナルなど11業種は拡大。輸送、倉庫、卸売りなど7業種は縮小した。

統計の発表を受けて、ドルは急落。米債券、米株価ともに上昇した。米短期金利先物が織り込む9月利上げの確率は15%、12月はほぼ五分五分となっている。

*内容を追加し、写真をつけて再送します。

最終更新:9月7日(水)4時22分

ロイター