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「移民型脱北者」が増加 より良い暮らし求め韓国へ

聯合ニュース 9月7日(水)7時42分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部によると、今年になって韓国入りした北朝鮮脱出住民(脱北者)は増えており、特により良い暮らしを求めてやって来る「移民型の脱北者」が多くなっている。

 今年1~8月に韓国入りした脱北者は894人(暫定集計)で前年同期比15%増加した。2011年末に金正恩(キム・ジョンウン)政権が誕生してから、脱北者の数が明確に増えたのは今年が初めて。

 韓国入りした脱北者は09年に2914人まで増えたが、北朝鮮当局による国境警備の強化や処罰の厳格化などの影響を受け、11年に2706人と減少に転じ、12年が1502人、13年が1514人、14年が1397人、昨年は1276人と減り続けた。

 ◇中流以上のエリート急増 

 最近の脱北者は海外に派遣された中流以上の層が急増しており、金正恩体制に対する不安が大きくなっているとの見方が出ている。

 今年韓国入りした北朝鮮の海外派遣労働者は数十人に達するとされる。北朝鮮内ではエリートに属する外貨の稼ぎ手は対北朝鮮制裁が始まって以降、上納金の負担が大きくなったことで脱北を決意するケースが増えているとようだ。

 4月に中国浙江省寧波市の北朝鮮レストランから脱出し韓国入りした従業員13人に続き、中国陝西省渭南市の北朝鮮レストランから脱出した従業員3人も6月初めに韓国に入国した。

 また在英国北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使が韓国入りした事件は北朝鮮のエリート層に大きな衝撃を与えたとされる。

 韓国政府関係者は最近の脱北者の傾向について、「より良い暮らしの機会を求めて脱北する『移民型』がこれまでに比べて多くなった」と話す。

 脱北者の定着を支援する統一部傘下施設「ハナ院」での教育を終えた脱北者を対象に統一部が実施した調査によると、北朝鮮にいたころの所得について「普通以上」と回答した割合は、2001年以前は19%だったが、14年以降の調査では55.9%に増えた。

 北朝鮮での生活水準が「中・上流」だったする回答者も01年以前は23.5%だったが、14年以降の調査では66.8%に増えた。

 韓国内の脱北者は今年10月末から11月初めにかけて3万人を超えるとみられている。8月末現在、韓国に居住する脱北者は2万9688人。

最終更新:9月7日(水)8時2分

聯合ニュース

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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