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前庭にキャンドル千個 開業80年祝いへ試験―伊東の川奈ホテル

伊豆新聞 9月7日(水)12時25分配信

 伊東市川奈の川奈ホテルがこのほど、前庭などに並べた千個のキャンドルに明かりをともす試みに初めて挑戦した。あいにくの強風でキャンドルの火がたびたび吹き消されて全てを一斉に点灯することはできなかったが、「ホテルのクラシックな雰囲気に温かみのあるキャンドルの明かりはよく似合う」と今後に向けた可能性は確認できた。

 今年12月に開業80年を迎えることから、「新たな試みで節目の年を祝うことはできないか」と考え、過ぎゆく夏を惜しむこの時期を選んで、試験的に実施した。キャンドルを入れた高さ20センチほどの乳白色のプラスチック製のカップを、メーンロビーから前庭に続く回廊と階段、前庭のシンボルツリー「ヤシ」の周りなどに並べ、ライターで火を付けた。

 日が暮れるころから吹き始めた強い風で、ヤシの周りのキャンドルの火は吹き消されてしまったが、建物の陰になる階段のキャンドルは何とか火をともし続けた。歴史ある建物、メーンロビーやサンパーラーの電球色の照明をバックに揺らめくキャンドルの明かりが、周囲を幻想的な雰囲気に包んだ。宿泊客もその光景に、足を止めて見入った。

 同ホテルは「キャンドルを使ったイベントは各地で行われているが、川奈ホテルならではの雰囲気を演出できることが確認できた。引き続き、前庭をキャンドルで装飾する企画の可能性を探っていきたい」と話した。

 【写説】伝統ある建物をバックに揺らめくキャンドルの明かり=川奈ホテル

最終更新:9月7日(水)12時25分

伊豆新聞