ここから本文です

欧州市場サマリー(6日)

ロイター 9月7日(水)4時8分配信

[6日 ロイター] - <為替> ドルが弱い米供給管理協会(ISM)非製造業統計を嫌気し急落した。8月の非製造業部門総合指数(NMI)は51.4と、7月の55.5から低下、市場予想の55.0を大きく下回った。前月比の下落幅は金融危機で世界経済が混乱していた2008年11月以来の大きさだった。発表を受けて、ドル/円<JPY=>は1%超下落し102.05円をつけた。

<ロンドン株式市場> 続落した。銀行株が売られ全体水準を押し下げた。

FT350種銀行株指数<.FTNMX8350>は2.24%下落した。アジアで幅広く事業を展開する銀行大手のスタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>は3.0%下落し、FT100種で最も大きく値を下げた。バークレイズが投資判断を「イコールウェート」から「アンダーウェート」に引き下げたことが嫌気された。同じくアジアに事業基盤を持つ競合のHSBC<HSBA.L>も2.3%下落。RBCキャピタルマーケッツによる目標株価引き下げが売り材料となった金融サービスなどを手掛けるプロビデント・フィナンシャル<PFG.L>は1.3%安となった。

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。軟調な米経済指標が重しとなったほか、フランスの決済端末大手インジェニコ・グループ<INGC.PA>が売り込まれ、テクノロジー部門<.SX8P>を押し下げた。

インジェニコ・グループは、取引量が多い中で13.6%の急落。米国での売り上げの「急激で著しい減少」を理由に通期の業績見通しを引き下げた。一方、ドイツのヘルスケア大手のフレゼニウス<FREG.DE>は6.4%上昇した。スペイン最大の民間病院運営会社であるキロンサルーを57億6000万ユーロ(64億2000万ドル)で買収するとの発表が好感された。フレゼニウスの値上がりを受けてドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>はプラス圏で取引を終えた。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが急低下した。欧州中央銀行(ECB)が8日の理事会で追加策を打ち出すのではないかとの観測が高まるなか、この日発表の米経済指標が軟調だったことを受けた動き。

この日は独10年債<DE10YT=TWEB>利回りがマイナス0.109%と3週間ぶり低水準を更新したほか、同国の30年債<DE30YT=TWEB>利回りは約6ベーシスポイント(bp)低下し0.45%をつけた。ユーロ圏では国債利回りが総じて5─7bp低下。なかでも前週に1%台に乗せ1カ月ぶりの高水準を付けたスペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは0.93%まで低下した。

市場では、ECBは8日の理事会で債券買い入れプログラムの期間延長、買い入れ対象の拡大などを打ち出すのではないかとの観測が台頭。クレディ・アグリコルの欧州債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏は「ECB理事会を控え、市場では(債券価格に対する)強気な見方がやや高まっている」としている。

最終更新:9月7日(水)4時13分

ロイター

豊洲へなぜ市場移転 経緯と課題

築地から市場が移転される豊洲で、都が土壌汚染対策をしていなかったことが発覚。そもそもなぜ豊洲に移転するのか、経緯と課題を知る。