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満島ひかり、初のベネチア映画祭で拍手喝采!【第73回ベネチア国際映画祭】

シネマトゥデイ 9月7日(水)8時0分配信

 現地時間6日、第73回ベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門出品作『愚行録』の公式上映が行われ、主演の満島ひかりとメガホンを取った石川慶監督が出席し、上映後およそ5分間に及ぶ拍手喝采を受けた。満島は「お客さんがいてよかったなと。お客さんいるのかなとずっと思っていたので(笑)。でも、上映前からお客さんがたくさん並んでいるのが見えてよかったです」とちゃめっ気たっぷりに安堵の様子を見せた。

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 本作は小説家・貫井徳郎の直木賞候補作を原作に、閑静な住宅街で発生した未解決の一家殺人事件を取材する週刊誌記者・田中(妻夫木聡)が、その思わぬ真相にたどり着く姿を追う。満島は妻夫木演じる田中の妹を演じている。

 満島、石川監督ともに今回が同映画祭、そして世界三大映画祭への初参加。ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学び、その後は短編を中心に手掛けてきた石川監督にとって、本作は待望の長編映画デビュー作でもある。満島は「石川監督が長編映画デビュー作でベネチアとか、絶対一緒に行こうと思って」と振り返り、ついにその晴れの舞台を終えると、「違う国の人と映画を一緒に観ること自体がすごくよかったです。ここで笑いが起きるんだ。あ、この映画に笑いどころあったんだって。あと、監督の隣に座って、(原作者の)貫井さん、(脚本の)向井(康介)さん、(撮影監督の)ピオトル(・ニエミイスキ)もいて。みんなで映画を観るのもよかったです」と上映のひと時を大いに満喫したようだ。

 一方の石川監督も、「率直にうれしいです。まだ現実感がないです。ベネチアに来るかもしれないと思って、来たことがなかったので。来れてよかったなと思うと同時に、次に何をつくろうか、難しくなるなとも思っています」としみじみ。満島とタッグを組んだことについては、「なかなか一緒に(映画を)つくっているっていう感覚になれる人っていないので。日本の役者さんと一緒にこれだけつくれたっていうのは本当によかったです。それは主演の妻夫木さんも一緒ですけど、今回主演のお二方に大変支えられたなと思っています」と賛辞。

 また、映画祭に参加できなかった妻夫木に関して、石川監督は「来たいとずっとおっしゃっていたので、一緒に来られたらよかったんですけど」と惜しみつつも、「作品はすごくいいので胸を張ってきてください」とエールを受けたことも明かした。

 この日、満島はGUCCIのミントグリーンの華やかな衣装に身を包んで登場し、会場を魅了。上映後には、満島と石川監督のもとに観客が歩み寄り、称賛を贈る姿が印象的だった。(編集部・石神恵美子)

映画『愚行録』は2017年2月18日全国公開
第73回ベネチア国際映画祭は現地時間9月10日まで開催

最終更新:9月7日(水)20時16分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。