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広島の真のMVPは菊池では?

東スポWeb 9月7日(水)10時2分配信

【赤坂英一「赤ペン!!」】広島が優勝したら、MVPに菊池を推したい。これ、決して独断と偏見などではないと思う。

 東スポも8月26日付紙面で予想していたように、記者投票で選ばれるなら新井だろう。主砲として優勝に貢献したことに加え、打点王になればMVPは間違いない。

 ところが、チーム内でもここにきて、「菊池の働きこそホンマのMVPにふさわしい」という声が上がっている。最大のきっかけは、8月7日、広島がサヨナラ勝ちした巨人戦、3連戦の3戦目だ。首位攻防の直接対決だったこのカード、2戦目まで巨人が2連勝してゲーム差は4・5。負ければ3・5差にまで詰め寄られ、「負けたら巨人に抜かれてしまうぞ」ともっぱらだった。結果は9回、新井の決勝タイムリーで逆転サヨナラ勝ちしたのだが、これを引き出したのが菊池である。

 6―7と1点をリードされた9回、二死無走者から菊池が同点ソロ本塁打。これで制球を乱した巨人・澤村が丸に四球を与え、続く新井に決勝の二塁打を喫したのだ。

「この試合を落としたら本当にヤバイという状況で、菊池の一発がチームを救った。あそこで菊池が打ち取られて終わっていたら、いまごろはもう巨人に首位の座を奪われていたかもしれません」

 とは、さるチーム関係者の証言だ。菊池は8月25日、東京ドームでの巨人戦でも、3―4と1点ビハインドの9回二死三塁、今度こそ抑えようと燃える澤村に2ストライクと追い込まれてから同点タイムリーとなる三塁内野安打。これが丸の決勝三塁打につながり、巨人を9ゲーム差と突き放して引導を渡した。

「打撃だけでなく、二塁を守る守備でも菊池の貢献度は実に大きい」と先のチーム関係者が言う。

「いまやセンターラインの要としてチームを引っ張る存在となっている。身体能力に任せて守っているようでいて、自分はもちろん、田中(遊撃)や丸(中堅)のポジショニングにもしっかりと目配りしている。一見何も考えてないようでいて、実はちゃんと考えて野球をやってるんですよ」

 ちなみに、前後を打つ田中や丸と比べて、打撃の調子の波が最も少なかったのも菊池。どんなに自分が活躍しても「たまたまぼくが打っただけ。全員野球で勝っている」と言い続ける。たまにはこういう選手がMVPに選ばれてもいいだろう。

最終更新:9月7日(水)10時15分

東スポWeb

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