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3D動画や後からピントを実現できるスマホ用追加カメラ「Eye-Plug」を衝動買い!

アスキー 9月7日(水)12時0分配信

今回衝動買いしたものは上海問屋で販売されていたスマホ用追加カメラ「Eye-Plug」。シングルカメラのスマホにカメラを追加することで3D動画が撮れたり、撮影後のピント調整などができるようになる

 ツボにハマってしまうと同じようなモノをたくさん買ってしまう、悪いクセのある筆者だが、大昔はギターやカバン、その後は腕時計と筆記具、最近はチープなVR関連製品が多い。
 
 技術革新とマーケティング展開が加速度的に進んでいる世界の製品は、毎日のように新しくなって急に改善された便利な商品が登場したりする。
 
 悪いことに、ある程度のレベルまで行った商品が手元にあれば購買活動はそこで止まっても良さそうなものだが、逆に進化の過程をさかのぼってみよう、なんて勉強熱が頭をよぎり、初期段階の商品なども集めてしまう。
 
 筆者的には多少世間のトレンドから遅れつつ今、旬を迎えているのが「VR HMD」なのだ。VR HMDはどっぷり浸かってヘビーなゲームなどにはゴーグルのようなタイトでビシっと決まるタイプが必須だろうが、ミーハー的に“チョイVR派”にはこれらは面倒の極地だ。
 
 そんな時、折りたたみ式で安価な「VR POCKET」を知って衝動買い。ちょうどその頃、今回ご紹介したい「Eye-Plug」(アイプラグ)というスマホに取り付ける第二のカメラをウェブで見かけた。
 
 友人によると、本年6月の「COMPUTEX TAIPEI」で展示デモされてたそうだが、ブースのお姉さんの撮影に忙しかった筆者が知る由もない。
 
スマホをツインカメラ仕様にする「Eye-Plug」
 Eye-Plugは保守パーツのような小さな茶箱に入って届いた。Eye-Plug本体は幅20×奥行き14×高さ40mmくらいの小さなカメラだ。microUSBポート保護用のキャップの付いた本体と取説が入っている。
 
 簡単に言ってしまえば、Eye-Plugはカメラを内蔵したスマホのmicroUSBポートに追加して使用する2番目のカメラだ。
 
 Eye-Plugは一般的なスマホ仕様である上端の短辺に内蔵カメラがあり、底辺にmicroUSBポートがあるスマホが対象機器だ。筆者愛用の側面にmicroUSBポートのある機種や、Type-Cポートなどを採用している機種ではまず動作しない。
 
 Eye-PlugはmicroUSBプラグ部分とカメラ部分は別々に180度回転してひねることができる構造を採用している。この仕様により、普通のカメラの様に前にある被写体をスマホ内蔵カメラとEye-Plugの2つのカメラで撮影したり、スマホ内蔵カメラとEye-Plugを180度回転させて、自撮りも可能なようになっている。
 
撮影後にピントの修正やボケ味調整が可能
 Eye-Plugでできるのは、2台のカメラで撮影して実現する「後からピント」、背景のボカシ調整、マジックフィルターによる撮影写真のアレンジ、3D立体写真(静止画と動画)撮影の4つだ。
 
 3D立体写真の撮影を除いて、筆者が愛用している「Huawei P9」などではすでに実現している機能だ。
 
 4つの機能を実現するには、まずスマホに専用のアプリケーションを2つ導入することが必要だ。後からピント機能などを実現する「Eye-Plug Photo」と「Eye-Plug 3D」がそのアプリケーションだ。
 
 まず、後からピントは昨今のスマホの標準機能としても登場してきているカメラ機構を2台搭載したモデルと同様で、2つのカメラ機構がそれぞれ近景と遠景を分けて撮影し、その後、合成する仕組みのようだ。
 
 それぞれのレンズには被写体までの距離に条件があるようで、Eye-Plugをアプリと一緒に使用するときには、被写体から90cm以上離れることが基本的な条件だ。
 
 あまりにも被写体が近いと、撮影中にアプリ上の「!」マークが点灯して注意してくれる時もあるが、どうも動作が不安定で、警告なしに撮影できてしまうことも多い。
 
 そんな時は、後からフォーカス調整をしようと目的の写真を呼び出すと「編集不可の写真です」と親切に注意してくれる。後からピント(Refocus)にピッタリな写真は、被写体が約1mくらい前にあって、周囲が明るく、背景はできるだけ複雑な方がいい……といった、なかなか売り手市場の条件なのだ(*^^*)。
 
 試しに筆者は、距離は仰せの通り、明るいが多少逆光気味、背景はそこそこ複雑な室内で撮影してみたが、フォーカスポイントの選択やそれ以外の部分のボケ具合などもそこそこ上手くいった。
 
 しかし、残念というか当然と言うか、Huawei P9の「ワイドアパチャ効果」やGalaxy S7 edgeの「選択フォーカスモード」には及ばない。
 
 後からピントやボケ加工の拡張機能を楽しむには、P9やGalaxy S7 edge以外のスマホユーザーならEye-Plugはいい拡張的な選択だ。
 
 しかし、すべてのAndroidスマホで動作する保証はなく、筆者の友人は手持ちの2台のスマホのいずれでも動作しなかったということなので、心配な方はネットで情報収集するか、販売元に確認するのがいいかもしれない。
 
3D撮影してVR HMDで見るのが楽しい!
 Eye-Plugで撮影した静止画は、後からピント(Refocus)以外にマジックフィルター(Magic Filter)という機能が提供されており、撮影画像をスケッチ風や、油絵風、アニメ風など、さまざまなテイストにレタッチしてくれる数種類のフィルターがサポートされている。被写体に上手くピッタリとハマった場合には独特の効果があってなかなか楽しい結果となるだろう。
 
 さて、Eye-Plugのできることは全部で4つあったが、筆者が個人的にEye-Plugの本命アプリだと思ったのは、一番最後の“3D静止画と動画の撮影”と、VR HMDを利用した3D動画の再生機能だ。
 
 実際に、筆者のGalaxy S7 edgeにEye-Plugを装着して近所を歩きながら数枚の動画を撮影してみたが、こちらは静止画の後からピント機能などに比べて圧倒的にその絶大な効果が分かりやすい。
 
 いろいろ条件や環境設定にうるさい“後からピント+ボケ加工”よりも楽しいことは間違いないだろう。
 
 Eye-Plugで撮影した3D動画の再生には、Galaxy VRのような大袈裟で大きなゴーグル型ではなく、小さく折りたためる「VR POCKET」が最適だ。3D動画であれば厳密な密閉性も必要なく、真っ暗な環境が大前提でもなく、撮影後すぐにその場で誰もが観る方が楽しいだろう。
 
 まだまだVRはコンテンツが限定されているのと、同時に、自分でGear 360などで撮影した360度動画などのポータビリティも制限のあることも多い。VR HMDの気軽なコンテンツとして3D動画はなかなか面白い存在になりそうだ。
 
 青と赤の怪しい3Dメガネをかけておバカなコンテンツを観ていたシーンがVR HMDに移行するだけで、そこに多少のインテリジェンスを感じるようになってしまうから面白い。
 
 YouTubeでも3D映像が観られるようになってきたが、Eye-Plugで撮影したロイヤリティフリーの品のない3D動画から高尚な教育用3D動画までがネットで普及するようになれば、面白い世界になるだろう。
 
今回の衝動買い
 
アイテム:Eye-Plug
 
価格:上海問屋WEBにて4999円で購入
 
T教授
 
 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
 
文● T教授、撮影● T教授

最終更新:9月7日(水)12時0分

アスキー

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