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紙は「2千年保つ力ある」仏教との関わり紹介

伊豆新聞 9月7日(水)15時28分配信

 熱海市文化団体連合会(紺野公也会長)の第34回紙感謝祭が6日、昭和町の起雲閣で開かれた。会員ら約50人が参加。紙感謝の言葉を奉読し、上原美術館(下田市)主任学芸員の田島整さんが紙と仏教の関わりについて講演した。

 紙の尊さに感謝する行事として毎年行われている。奉読では、熱海市文連に所属する押花倶楽部の平野由美子さんが「紙は広い意味での伝統、歴史の守り手であることを再認識しなければならない」と述べた。

 講演で、田島さんは「パソコンは10年、DVDも30年でデータが消える。一方、紙は、しっかりと保存すれば千年、2千年保つ力がある。日本最古の紙には仏教の教えが書かれていた」と話した。

 また、同美術館所蔵の1250年前(奈良時代)の「紫紙金字華厳経断簡」を紹介し「紫の紙に金泥で経文を書写してある。暗いお堂で広げると金色の文字が星のようにキラキラ輝き美しい」と説明した。

 【写説】スライドを見ながら紙と仏教について話す田島さん(右)=昭和町の起雲閣

最終更新:9月7日(水)15時28分

伊豆新聞