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若狭氏への自民党処分は「大人の妥協」…政治評論家・浅川博忠氏

スポーツ報知 9月7日(水)6時4分配信

 7月の都知事選で党の方針に反して小池百合子東京都知事(64)を支援した自民党の若狭勝衆院議員(59)=比例東京=に、同党の二階俊博幹事長(77)は6日、厳重注意処分にとどめる“大甘裁定”を下した。こうした党の姿勢を政治評論家の浅川博忠氏は「大人の妥協」と指摘した。

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 若狭氏に厳重注意処分を出したことで、『処分しましたよ』と、二階幹事長と小池都知事がそれぞれアリバイを作った格好だ。一言で言えば、大人の妥協。二階氏はメンツを保ったし、小池氏は選挙戦の反党行為を許してもらえたと受け止めているはずだ。

 衆院東京10区補選まで時間がない。二階氏は、選挙のことで頭がいっぱいで、早く都知事選のことを水に流したいと考えていた。だが除名など厳しい処分を下せば、小池氏側ともめる。最悪の場合は、都知事選に続いて保守分裂選挙にもなりねない。現状、他に人材は見当たらず、若狭氏の公募を認めたということは、事実上公認したようなもの。

 この判断には安倍晋三首相の思惑もにじむ。現在、「アベノミクスが機能していない」などと野党から批判されており、補選で負ければそうした声がさらに勢いづく。負けられない戦いだ。また、4年後に迫った東京五輪・パラリンピックへもう失敗は許されない中で、国と都の協力態勢を優先させたともとれる。トップ同士が手を握ることで、党都連の不満の声も封じ込めようとしているのではないか。自民党は、名を捨てて実を取った。(政治評論家)

最終更新:9月7日(水)6時4分

スポーツ報知

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