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物を粗末にしない広島の伝統を達川さんに見た

東スポWeb 9月7日(水)10時2分配信

【元番記者が明かす鯉の裏話(4)】記憶違いでなければ、あれは1998年の1月だったと思う。二軍監督に就任したばかりの達川光男さん(現評論家)が広島・廿日市市の大野屋内総合練習所にやってきて、ネタ枯れで困っていた番記者で囲んだときのことだ。いくら二軍監督といっても、地元出身で生え抜きの人気者。報道陣にも協力的で、自然と話も盛り上がった。

 そんなとき、ふと達川さんの足元を見ると妙な違和感を覚えた。「あ、この靴は…」。会話が途切れたタイミングで本人に疑問をぶつけると「いや~、元ダイエー担当の礒崎君の目はごまかせんなあ」と言って、達川さんは頭をポリポリとかいた。履いていたのは95年にダイエー(現ソフトバンク)でバッテリーコーチを務めていた当時の、チームカラーのアップシューズだった。

 物を大事にする達川さんには、こんなエピソードもある。99年の春季キャンプ中のことだ。宿舎でクリーニング済みの洗濯物を受け取った入団2年目の倉義和捕手(現二軍バッテリーコーチ兼任)が、なぜか戸惑っていた。ビニール袋に包まれたアンダーシャツには油性ペンで自らの背番号を示す「40」と書き込まれていたが、何年にもわたって着古された黄ばみがあったからだ。

 このアンダーシャツの持ち主は、入団した78年から92年に引退するまで「40」を背負っていた、当時の一軍監督である達川さんだった。顛末を聞いて思わずクスッと笑ってしまったが、物を粗末にしない球団の伝統を垣間見た気がした。(1997~99年担当・礒崎記者)

最終更新:9月7日(水)10時18分

東スポWeb

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