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判定会長、地震予知語る 静岡県防災士講座スタート

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月7日(水)7時45分配信

 静岡県ふじのくに防災士養成講座の2016年度講座が6日、スタートした。開講式に合わせて静岡市駿河区の県立大で行った公開講座で、地震防災対策強化地域判定会の平田直会長は「地震予知には不確かさがあるが、不確かな情報を防災にうまく使うことが必要」と訴えた。

 平田会長は地震予知につながる研究の現状を紹介し、「30年以内の確率予測には科学的合理性があるが、数日内の予測には現状でも将来も不確実性が伴う」と述べた。また、自然現象の「地震」と、社会・経済現象の「震災」を区別した上で、平田会長は「地震はコントロールできないが、震災の被害は減らせる」と防災対策の重要性を強調した。

 公開講座には名古屋大減災連携研究センターの福和伸夫センター長も登壇し、現代社会の災害に対する脆弱(ぜいじゃく)度を指摘した。福和センター長は過去の地震災害被害を比較分析し、「経済性優先の価値観を転換し、災害を克服する『克災』を重視した地方創生に取り組むべき」と呼び掛けた。

静岡新聞社

最終更新:9月7日(水)10時21分

@S[アットエス] by 静岡新聞