ここから本文です

学校爆破予告、対応に苦慮 静岡県内、16年度6件

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月7日(水)7時42分配信

 インターネットなどによる小中高校への爆破予告が静岡県内で相次いでいる。県教委によると、2015年度は1年間で3件だったのに対し、16年度は6日現在、既に6件。学校側は爆破予告のたびに休校などの措置や安全確認を迫られ、対応に苦慮している。

 「(学校を)めちゃくちゃにしてやる。爆発させてやるから」。静岡市駿河区の駿河総合高の教職員らが8月末、短文投稿サイト「ツイッター」で書き込みを見つけた。同校は翌日予定していた2学期の始業式を延期し、臨時休校にした。ネット上でも爆破予告の情報は拡散した。警察と相談の上、敷地内で不審物を捜索し、生徒や保護者に自宅待機を求める一斉メールを送るなどの対応に追われた。

 県教委によると、4月に富士東高や清水東高、清水特別支援学校などを標的にした爆破予告が2件あった。7、8月には県内の複数の小中学校に対し、ネット掲示板への書き込みとメールで予告された。いずれも直接的な被害はなかったが、生徒を一時避難させたり、帰宅させたりする措置を取ったという。

 県教委の幹部は「予告には心当たりがなく唐突。いたずらだと思っても起こらないとは言い切れないので、1件ごとに対応せざるを得ない」と話す。爆破予告の手段は、ネット掲示板への書き込みや市町へのメール、ツイッターへの書き込みといったネット関連が半数の3件を占めた。

 県内の小中高校でのいじめやトラブル防止のため、ネットパトロールに取り組む焼津市のNPO法人「イーランチ」の松田直子理事長(55)は増加の背景について、スマートフォンの浸透などで個人で容易にネットにアクセスできるようになったことを挙げ、「教育現場で(爆破予告などに対する)リスク管理の必要性が高まっている」と指摘する。

 情報モラルが専門の静岡大の塩田真吾准教授(34)は爆破予告などが相次ぐ状況に「重大な結果を招くという想像力が足りない人たちへの啓発や指導が必要」と訴える。

静岡新聞社

最終更新:9月7日(水)10時14分

@S[アットエス] by 静岡新聞