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【ミャンマー】大学生就職、不動産など人気 ジェトロ調査、我慢強さ浮き彫り

NNA 9月7日(水)8時30分配信

 日本貿易振興機構(ジェトロ)ヤンゴン事務所が実施した「ミャンマーの大学生・就職意識アンケート調査」で、不動産販売や電気・電子、IT・コンピューター関連への就職を希望する人が多いことが分かった。外国人上司や外国語を受け入れる意識が強く、辛くても一つの会社で働き続けたいという傾向も浮き彫りになった。一方でヘッドハンティングを受けた場合、転職に前向きな姿勢も示された。
 5日発表の調査結果によると、就職希望業種は、不動産販売が22.1%でトップ。電気・電子製造が17.8%、IT・コンピューターが17.2%、自動車が11.7%と続いた。男性に限ると自動車が30.6%と断トツの人気。女性は、不動産販売、電気・電子製造、IT・コンピューターがいずれも20%超で僅差だった。ただ調査は、ヤンゴン管区内技術系大学と地方技術系大学の2校の就職を控えた4年生らを対象に実施されたため、技術系業務への希望が多いという要因もある。
 上司の国籍は、「どちらでもよい」との回答が64.2%と、ミャンマー人の25.5%を大きく上回り、外国人上司に抵抗感がないことが示された。社内で使用を希望する言語は、79.9%が「外国語」と回答し、ミャンマー語の20.1%を引き離した。今回の調査は、外資を中心とした就職説明会でアンケート形式で行われたため、外資に好意的な回答が出やすい事情があるものの、外国企業に対する抵抗感が低いことが分かった。
 転勤先についても「国内外可」が60.2%、「国内のみ」が21.2%となり、転勤に対する抵抗感も低かった。
 
 ■日本企業にマッチ
 
 職場の人間関係が悪化した場合の対応は「他部署への異動」を希望する人が46.4%、「我慢して働く」が42.1%。ステップアップの方法としては、「他部署への異動」が70.8%を占めた。業務が辛くなった場合も「離職しない」が76.9%となり、我慢強く同じ会社で働き続けようとする傾向が浮き彫りになった。
 ジェトロ・ヤンゴン事務所の担当者は6日、NNAに「ジョブホッピングして職を転々とするよりは、一つの会社でスキルアップして働き続けたいというミャンマー人学生の傾向が見受けられた」と評価。「欧米企業と比べると、OJT(実地研修)などの社内教育で社員をしっかりと育てる日本企業は、ミャンマー人の希望とマッチしている」との見解を示した。
 希望昇進職位では、「経営者」が58.7%、「上級管理職」が32.1%で、「中級管理職以下」は9.2%にとどまった。契約外の指示を受けた場合、「契約外である旨告げる」が68.2%を占めた。「賃金上乗せ希望」が14.9%、「我慢して働く」が10.3%と続いた。
 
 ■給与は仕送りや出稼ぎ資金に
 
 給与の使い道は「生活費の仕送り」が26.9%でトップ。「外国出稼ぎ資金」が24.9%、「外国留学資金が」17.8%、「自己学習資金」が10.3%と続いた。
 ヘッドハンティングを受けた場合の対応は、高賃金だが労働条件の悪い会社の場合は「好きな仕事なら転職する」が63.6%、「転職しない」が30.4%。低賃金だが希望する業種の会社の場合、「好きな仕事なら転職する」が58.2%、「転職しない」は19.8%にとどまった。
 性別で大きな差はないが、地域別では、最大都市を抱えるヤンゴン管区で「自己学習資金」といった自分への使用目的が高い一方、郊外・地方に行くほど、「生活費の仕送り」といった家族目的の比率が高かった。
 調査は今年7月、ミャンマーの日系人材会社ジェイサットコンサルティング(J―SAT)の協力で実施、計349人から回答を得た。

最終更新:9月7日(水)8時30分

NNA

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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