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不動産暴落サイン続々 穴場エリアと買っていいマンション

日刊ゲンダイDIGITAL 9月7日(水)9時26分配信

 2020年の東京五輪まで持つとみられていた首都圏の不動産市場に、危険な兆候が次々と表れている。上昇し続けてきた新築マンションの平均価格は今年4月に下げに転じ、発売戸数と契約率も8カ月連続で前年同月を下回った。曲がり角を迎えつつあるのは明らかだが、穴場のエリアはないのか――。住宅の専門家2人に聞いた。

 今月、大手銀行が住宅ローンの金利を一斉に引き上げた。まだ過去最低の水準とはいえ、何が不動産バブル崩壊の引き金を引くか分からない。この状況であえてマンションを買うとしたら、どんなエリア、どんな物件がいいのか。

 住宅ジャーナリストの榊淳司氏が言う。

「おすすめは川崎市の川崎区です。都心へのアクセスがよく価格が高騰していても不思議ではないエリアですが、再開発ラッシュで価格は横ばい、あるいは値崩れが起きています。京急大師線港町駅から徒歩2分の新築マンション『リヴァリエ』は坪単価が210万円と、都心部の半値近くで買えます。また、都営三田線の本蓮沼から西高島平の区間も狙い目。新築3LDKが3000万円台後半で買えます。西台駅から徒歩4分の『パークホームズ板橋蓮根』などは悪くないと思います」

■郊外なら越谷レイクタウン

 住宅評論家の櫻井幸雄氏が薦めるのは、世田谷区、杉並区、大田区のマンション。ただ、人気のエリアだし、アベノミクスでかなり値上がりしているのでは?

「駅から徒歩10~15分まで選択肢を広げると、武蔵小杉や国分寺よりも割安感のある物件が見つかるはずです。小田急線の祖師ケ谷大蔵駅から徒歩15分の新築『ウエリス世田谷砧』は3LDKで5300万円から購入可。京王線千歳烏山駅から徒歩17分の新築『ルネ世田谷千歳台』も3LDKで4600万円から買えます」

 郊外エリアの新築物件も値上がりしている。今年7月と昨年平均の比較で、埼玉は23%、千葉も14%上がった。

「郊外で選ぶなら、今のイチ押しはJR武蔵野線の越谷レイクタウン駅。東京から通勤圏で、駅から徒歩2分の場所に屋根付き通路でつながる日本最大級の複合施設があります。駅から徒歩2分の新築『アクアステージ グランアルト越谷レイクタウン』は池のほとりにあり、おすすめです」(櫻井幸雄氏)

 バブルに踊らされて高値掴みするのではなく、身の丈に合った値下がりしにくい物件を探すのがポイントだ。

最終更新:9月7日(水)17時11分

日刊ゲンダイDIGITAL