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原発事故 3割が影響 県内の人工透析患者

福島民報 9月7日(水)10時46分配信

 人工透析している福島県内の腎臓病患者の約3割が、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う受診先の変更や、透析回数・時間の減少などを経験していたことが県腎臓病協議会による患者実態調査で分かった。
 調査は昨年6月から8月にかけて実施した。5年ごとで震災以降は初めて。対象となる県内の患者約4700人に文書で協力を依頼し、2785人が回答した。
 震災を機に「別の透析施設に変わった」が4・5%、透析の「週当たりの回数や1回当たりの時間が減少、短縮したことがあった」が14・8%、「一時的に他施設で透析を受けた」が19・5%と、治療への影響を指摘する声が上がった。一時的に避難を経験した患者は19・6%、現在も避難中の患者は約3%いた。
 6日、県庁で記者会見した同協議会の岡部茂事務局長は原発事故による透析治療への影響について、「患者組織の調査には限界がある。行政や医師会などによる、より詳しい調査が必要ではないか」と語った。

福島民報社

最終更新:9月7日(水)11時34分

福島民報