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浅野忠信、「淵に立つ」で演じた“怪しい男”は「僕にぴったりの役柄」

映画ナタリー 9月7日(水)12時11分配信

第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞した「淵に立つ」の完成披露試写会が、本日9月6日に東京・ユーロライブで行われ、浅野忠信、筒井真理子、古舘寛治、太賀、主題歌を担当したHARUHI、監督の深田晃司が登壇した。

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本作は、下町で金属加工業を営む夫婦のもとに突然1人の男が現れたことで、それぞれの秘密があぶり出されていくさまを描いた人間ドラマ。カンヌ国際映画祭初参加にして受賞を勝ち獲った深田は「参加できるだけでも夢のようでしたが、賞までもらえるとは本当に思っていませんでした。この作品にとって最高のスタートとなりました」と喜びを噛み締める。

浅野は「カンヌに行くときにいろいろと散々な目に遭いまして、飛行機がなかなかたどり着かず、着いたら今度は荷物が届いてなくて」とトラブルを報告するも、「こういう問題が起きると、そのあとには必ずいいことがあると信じていたんですね。いろんなことがあったけど、これが何かいい結果につながるステップになればと思っていたら、本当に素晴らしい賞をいただけて、予想以上のことにびっくりしました」と思いを口にした。

劇中、得体の知れない怪しげな存在の男・八坂に扮した浅野。「僕は今までにもこうした役柄を多く演じ続けてきて、僕にしかできない何かというものをその都度見つけるようにしてきたので、(本作では)今まで現場で積み重ねてきたものを存分にぶつけようと思ったんです。そういう意味でも僕にぴったりの役柄でしたし、ぜひやらせてほしいと思いました」と並々ならぬ熱意があったことを吐露する。

また夫婦の妻を演じた筒井は「役柄のメンタリティが変わっていくシーンに合わせて自分の体から変えていこうと思い、20日間で13kg太りました」、古舘は「普段の僕には寡黙さがないので、そこは難しかったですね。普段のままでは行けない、とても挑戦的な役でした」と苦労を明かす。八坂が去ったあとに家族と知り合う男を演じた太賀は「脚本を読んだ時点で『浅野さんの次か』と思って震えが止まりませんでした。これほど怖いことはないと思って、覚悟して撮影に臨みました」と正直な気持ちを語った。

「淵に立つ」は10月8日より東京・有楽町スバル座ほか全国でロードショー。

※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記

最終更新:9月7日(水)12時11分

映画ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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