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第一生命と日立、医療ビッグデータを生命保険事業に活用する共同研究を開始

ITmedia エンタープライズ 9月7日(水)8時11分配信

 第一生命保険と日立製作所は9月6日、両社の持つ保険・医療などの分野における技術やノウハウ・知見を組み合わせて、「医療ビッグデータ」を生命保険事業に活用するための共同研究を開始したと発表した。

 第一生命がこれまで蓄積してきた約1000万人の医療ビッグデータを解析することにより、一人ひとりの健診結果と健診受診後の入院・手術などとの関係を分析し、将来の疾病罹患の予測に加え、その重症度や続発症、併発症などの予後の状況も予測するモデルの構築するとしている。

 また、第一生命が持つ保険の引き受けに関する医学的知見・ノウハウと、日立が持つデータサイエンススキル・ノウハウの融合によって、両社における医療データ・サイエンティストの育成・強化にも取り組むという。

 第一生命では、今回の共同研究を通じて、「保険アンダーライティング機能」(保険の引き受け・支払い査定機能)の高度化や、新たな保険商品の開発などを目指す。今まで持病や病歴などを理由に保険に加入できなかった人も加入できるよう、引き受け範囲の拡大を検討するほか、疾病予防や健康増進に資する情報提供や新たな商品・サービスなどの開発も行う方針とのこと。さらに医療ビッグデータの高度な解析に向けて、人工知能(AI)などの最新統計技術を研究するとしている。

 日立は、AIなどの先端的なITを活用した金融ITイノベーション事業やヘルスケア事業に注力しており、2014年には日立健康保険組合との共同開発により、健康保険組合が有する「健診データ」と医療機関受診時の「レセプトデータ」をもとに生活習慣病の発症率と医療費総額を予測する技術(医療費予測技術)を開発している。こうした医療ビッグデータの取り組みでは、各種の統計モデルやディープラーニングなどを駆使した複数の解析手法から、目的やデータの特性に合わせて最適な手法を活用し、高度な解析技術とその実用化に関するノウハウを蓄積。今回の共同研究でも、これまでの実績から得られたビッグデータ分析の知見を生かしていくとしている。

 今回の共同研究は、既に長年の実績と高いレベルの知見、ノウハウを持つ企業がタッグを組んだもの。リスクを抑えながら新たな顧客や市場の創出を目指す取り組みに、高度なビッグデータ分析技術がどこまで貢献できるのか注目される。

最終更新:9月7日(水)8時11分

ITmedia エンタープライズ

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