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ヘルシンキのグッゲンハイム美術館計画、財政難でとん挫の危機

ロイター 9月7日(水)11時31分配信

[ヘルシンキ 6日 ロイター] - フィンランドの首都ヘルシンキのウォーターフロントにグッゲンハイム美術館を建設する計画がとん挫の危機に瀕している。フィンランド連立与党の一角である保守政党「真のフィンランド人」が、建設費用の予算拠出に反対しているためだ。

2012年にソロモン・R・グッゲンハイム財団が発表した建設計画は1.2億─1.4億ユーロ(137億─160億円)の費用がかかるもので、このうち4000万ユーロを政府が負担することになっていた。しかし、景気低迷で福祉縮小などに直面するフィンランド国民の間では、税金の無駄遣いとの批判が高まっている。

一方、推進派はスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を例に挙げ、ビルバオはアートと建築の町として有名になったと主張している。

グッゲンハイム財団は、すでに建設デザインコンペも実施ずみで、日本人の楠寛子氏とフランス人ニコラ・モロー氏の「モロークスノキ建築設計」が選ばれている。

同財団は国や市当局と建設費用の捻出方法について今後も協議を続けるとしているが、建設予定地の期限は年末までのため、実質的には年末までに結論を出す必要があるとみられている。

最終更新:9月7日(水)11時31分

ロイター