ここから本文です

「茶摘み」をスポーツに 牧之原で18日、初の「選手権」

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月7日(水)8時50分配信

 牧之原市の茶生産者らが18日、国際スポーツお茶摘み選手権(静岡新聞社・静岡放送後援)を市内の茶園で初めて開く。「茶価の低迷や高齢化…。一昔前に比べてひっそりとしてしまった茶園で楽しいことがしたい」。地域課題をスポーツにすることで解決の糸口を見つけようと、逆転の発想で準備を進める。

 選手権は、茶園で遮光ネットをかぶせる速さを競う「かぶせ作業競争」と、ネットを回収していく「巻き取り競争」、かぶせ茶の手摘み競争の3種目。1チーム4人で競う。若者の参加を促すため、奇抜な服装など作業着の見栄えも加点する。中心になって企画するのは三中製茶代表の中村昌喜さん(47)。茶業界には多くの課題が横たわり、遮光ネット作業の担い手募集一つにしてもなかなか集まらない現状がある。それでも、発想を転換すると地元の大茶園は“資源”に思えた。知人を介して日本スポーツ雪かき連盟代表理事の松代弘之さん(54)=北海道小樽市=と知り合い、雪かき選手権の活動を参考にした。

  高齢者の負担となる雪かきに加え、人手不足が課題のサクランボの枝拾いやブドウの収穫なども「スポーツ選手権」にしてきた松代さんは「普通の農業体験よりも参加者同士の連帯感が生まれ、よりアクティブに体験できる。ゲーム性があると面白くなる」と話す。

 お茶摘み選手権は競技終了後、参加者自身が収穫した茶葉をホットプレートで手もみ体験し、ご当地グルメの「まきのはら茶づけ」にして味わう。中村さんは「まずは牧之原の茶、かぶせ茶の良さをはじめ、農家の仕事を知ってもらうきっかけになれば」と語った。

静岡新聞社

最終更新:9月7日(水)8時50分

@S[アットエス] by 静岡新聞