ここから本文です

エリクソン、5G向け無線システムを2017年に投入

EE Times Japan 9月7日(水)11時39分配信

■5G向け無線システムを2017年にも投入予定

 エリクソンは2016年8月31日(スウェーデン時間)、Massive MIMOおよびマルチユーザーMIMOに対応する5G(第5世代移動通信)無線装置などを2017年に市場に投入する予定だと発表した。

【今回発表したハードウェアを含む、「Ericsson Radio System」の画像】

 今回発表したハードウェア群は、以下の通り。

・Massive MIMOおよびマルチユーザーMIMOに対応した無線装置「AIR 6468」
・4×4 MIMOに対応した無線装置「Radio 4407」「Radio 4412」
・TDDビームフォーミングに対応する無線装置「Radio 8808」
・免許不要周波数(5GHz帯付近)に対応したマイクロ基地局用無線装置「Radio 2205」
・屋外マイクロ基地局用ベースバンド装置「Baseband 6502」
・広帯域対応の無線装置「Radio 2242」

 エリクソンによると、「初期の5Gにおいては、LTEのネットワークの中で特に大きなトラフィック需要が予測されるところに、5Gの新しい無線(NR:New Radio)対応の基地局を追加して実装するイメージだ」という。このNRネットワークと既存のLTEが連携して、5Gのサービスを提供するとしている。5Gで使われる周波数帯はまだ決まっていないが、エリクソンは「周波数帯については柔軟に対応できる。無線装置AIR 6468については、当初はLTEの周波数帯に対応する」としている。

 通信速度については、「利用できる無線帯域に依存する」(エリクソン)という。例えば、400MHz帯で利用できれば、最大5G~10Gビット/秒の通信速度を実現できるとみている。無線部分の遅延時間については、上りと下りの往復で数ミリ秒(最小で1ミリ秒)を目標としている。

■設置サービスも

 さらにエリクソンは、新規ネットワークの構築をサポートする「Industrialized Network Rollout Services」を立ち上げた。1度のサイト訪問で、装置の設置から設定、統合、試運転、検証を終えたサイトを引き渡すことができるという。エリクソンによれば、同サービスにかかる時間は、サイトの規模にもよるが数時間から半日程度だという。

最終更新:9月7日(水)11時39分

EE Times Japan