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Jリーグ、来季から1S制に…わずか2季で逆戻り 10年2100億円の放映権締結で

スポーツ報知 9月7日(水)4時57分配信

 Jリーグが来季からJ1を1ステージ(S)制に戻す方針を固めたことが6日、分かった。

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 昨季からシーズンを前期と後期に分ける2S制に変更し、チャンピオンシップ(CS)を実施することでリーグの活性化や増収を狙った。だが来季から英国のパフォーム・グループと10年間で約2100億円の放映権契約を締結。優勝賞金が15億円以上になることが判明するなど大幅な収入増が見込めることから、現行方式の分かりづらさを考慮して1S制へ回帰する。

 Jリーグが大きな決断を下した。リーグ関係者によると来季から現行の2S制をやめ、96年と05~14年まで実施していた1S制に回帰する方向で最終調整に入っていることが判明。各クラブにも伝えられたもようで、早ければ今月末にも正式決定することになる。

 現行方式は15年から導入。第1Sと第2Sで2つの優勝チームを作り、シーズン終了後には各Sの王者と年間順位1位、2位、3位チームを加えた最大5チームでCSを実施する日程だ。年間2度の優勝争いやCSを創設したことで地上波放送が増加するなどメディアの露出がアップし、収入を増加するのが狙いだった。

 風向きが変わったのは今年7月。来季以降の放映権についてパフォームと10年間で約2100億円の大型契約が成立し、大幅な増収が見込めることになった。現在の方式では年間優勝、両S優勝、年間勝ち点1位をすべて達成しても賞金は最大で2億8000万円だが、来季は5倍以上となる15億円を超す優勝賞金が検討されている。さらに各クラブの配分金も増加することになる。

 現在の2S制についてはサポーターや関係者から方式の複雑さなどが指摘されていたことに加え、選手サイドからも反対の声が多く上がっていたことを考慮。収入アップを狙った現行方式のメリットが薄れたことから、わずか2年で1S制への回帰を選択した。

 一方で課題もある。スポンサーやCSを放送するテレビ局とは、すでに4年契約を結んでおり、半分で契約を打ち切ることになる。補償問題などについては今後話し合っていくことになり、曖昧な部分を残している。来季で25年目を迎えるJリーグは、大きな変革期を迎えている。

 ◆現在のJ1方式 リーグ戦を17試合ずつ第1Sと第2Sに分け、各S王者はシーズン終了後に行われるCSへの出場権を手にする。また年間勝ち点1位と同2位、同3位もCSへ出場できるため、最大5チームで年間優勝を争う(各S王者と年間勝ち点3位以内が重複した場合、出場クラブの繰り上げはなし)。CSは各S王者と年間勝ち点2位と3位の4チームでスーパーステージを実施。勝者が同1位のチームと対戦し、年間王者を決める。

最終更新:9月7日(水)8時32分

スポーツ報知