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北朝鮮の6カ国協議次席代表 中国を電撃訪問

聯合ニュース 9/7(水) 16:56配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の北朝鮮次席代表を務める崔善姫(チェ・ソンヒ)外務省米州局副局長が6日に中国・北京を訪問したことが7日、分かった。

 北朝鮮事情に詳しい消息筋によると、崔氏は6日、通訳と共に北京首都国際空港に到着したという。

 崔氏は核問題を担当する北朝鮮高官の一人。国連安全保障理事会は6日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難する報道機関向け声明を採択しており、崔氏の突然の訪中は注目を集めそうだ。

 北朝鮮専門家らは崔氏の今回の訪中について、中国との交渉を通じて北朝鮮に対する制裁を緩和し、局面転換を図りたい金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の思惑があるとみている。

 韓国・北韓大学院大の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は崔氏の訪中の理由について、「中国との会談関連の調整」とした上で、「中国は北が5回目の核実験を行うと全てが終わるとみているようだ。6カ国協議であれ4カ国協議であれ、北が新しい会談の枠組みを中国と議論しているのではないかと思う」との見方を示した。また「中国はTHAAD(米国の最新鋭地上配備型迎撃システムの高高度防衛ミサイル、サード)の韓国配備で米国と韓国に圧力をかけ、北の核問題に対する仲裁を通じ、対話の基盤づくりを進めようとしている」と説明。「オバマ大統領の任期が終わり、米国に新政権が発足するまでに中国と北が新しい対話の枠組みを整えようとする可能性がある」と述べた。

 崔氏は崔永林(チェ・ヨンリム)元首相の長女で、オーストリアやマルタ、中国などに留学した。1980年代半ばに外務省入りし、米朝会談や6カ国協議など、核問題をめぐる主な交渉で通訳を担当してきた。2009年8月、米国のクリントン元大統領が平壌を訪問した際も通訳を担当した。10年10月に外務省米州局副局長、11年7月に6カ国協議次席代表に任命されたことが確認されている。6カ国協議首席代表だった李容浩(リ・ヨンホ)氏が最近、外相に昇進しており、崔氏の昇格の可能性もあるとされる。

最終更新:9/7(水) 17:25

聯合ニュース