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オウム高橋被告、突然の地震にも無表情で控訴棄却判決を聞く

スポーツ報知 9月7日(水)18時37分配信

 1995年3月の地下鉄サリン事件などに関与したとして2012年6月に逮捕され、昨年4月に1審東京地裁で無期懲役の判決を受けた元オウム真理教信者・高橋克也被告(58)の控訴審判決で、東京高裁(栃木力裁判長)は7日、1審の東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 黒いスーツの上下に白のワイシャツ、ノーネクタイで出廷した高橋被告は、これまでと同様に感情を無くしたかのように無表情。裁判長が主文を読み上げた瞬間に東京23区内では最大震度3の地震がちょうど発生したが、その時も全く動揺せず、揺れが収まった後に裁判長は「もう1回、主文を言います」と話すと「本件控訴を棄却する」と繰り返したが、微動だにしなかった。

 地下鉄サリン事件の被害者遺族で、被害者参加制度で裁判に参加した高橋シズヱさんは閉廷後に会見し「(控訴棄却は)そうだろうな、と予想していましたが、事実そうなってよかったと思います」。ただ、今後は法廷の場で事件の真実が追究できないことに無念さを見せると同時に、高橋被告の態度にも憤りを見せた。

 「17年の逃亡生活を経て(教団信者で)最後の被告人になり、地下鉄サリン事件にも関与しているというのに、一言のおわびもないのが腹立たしい」と吐露。高橋被告はこの日、高橋さんらが座るすぐ後ろの扉から法廷内に入り、顔が見える正面に座ったが、一度も目を合わせようとしなかったそうで「なにを考えているんだと怒りを覚えます」と声を絞り出した。

 また、目黒公証役場事務長逮捕監禁致死事件で亡くなった仮谷清志さん(当時68歳)の長男・実さんも「判決内容が後退していなかったので良かったです」。その上で「1審の答弁で、高橋被告は『今は言えません』と何度も口にしていた。これで実質的に裁判は終わってしまいますが5年後、10年後でもいいので事件の真相を話してほしい。話さないまでも手記などの形で書いてくれたら」と願望を語った。

最終更新:9月7日(水)20時30分

スポーツ報知

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