ここから本文です

【広島】球団史上初の80勝でM2!8日Vなら90年Gと並ぶプロ野球史上最速日V

スポーツ報知 9月8日(木)6時5分配信

 広島がリーグ優勝に王手をかけた。真っ赤に染まった本拠地・マツダで中日を撃破し、優勝マジックを2とした。球団初の80勝目を挙げ、貯金は1980年に並ぶ球団最多タイの33となった。8日の中日戦(マツダ)で勝利し、2位の巨人が阪神戦(甲子園)で敗れれば、90年9月8日の巨人に並び、2リーグ分立後のプロ野球史上最速日Vとなる。

 いよいよだ。マジックは「2」に減った。巨人の結果次第ではあるが、広島の本拠地胴上げが視界に入った。「明日も優勝に向かって頑張って行きたい。個人的には明日、ここで胴上げがしたいです!」。一発を含む3安打の丸がお立ち台で絶叫すると、期待するファンのボルテージは、待ちきれないとばかりにヒートアップした。

 脇役が、そして主軸が、がっちりとかみあった。1―0の2回、松山が中堅フェンス直撃の三塁打で出塁すると、1死から会沢が中前打でしっかりとかえした。“準レギュラー”格の2人が、期待に応えると、6回無死には、全試合で3番を打つ丸が右越えに18号ソロアーチを放ってダメを押した。

 94キロの巨体で三塁まで激走した松山は「先っぽだったけど、よく伸びてくれた。ああいう打球だったら僕でも三塁に行かないといけない」と汗を拭えば、丸も「最近は先制しても追加点が取れなかったので、何とか1点というところで取れて良かった」と胸を張った。緒方監督も「いつの間にか点が入っていたね。打線の集中力が得点につながっている」とたたえた。

 今季のカープは、大きな穴がない。新井が、エルドレッドが、石原がスタメンから外れても、松山が、安部が、会沢が穴を埋める。ベテランはリフレッシュした状態で試合に臨めるし、出番の欲しい若手や中堅はアピールのチャンスに事欠かない。

 緒方監督は常々、「松山も、安部も、代役だとは思っていないよ。しっかり結果を出してくれているからね」と強調。この日の投手リレーも同様だ。先発・薮田、そして3番手・大瀬良、最後を締めた一岡。この3人はいずれも2軍スタートから今の役割を勝ち取った。層の厚さが、歴史的な強さにつながっている。

 8日に勝って、巨人が阪神に敗れれば、25年ぶりのリーグ優勝が決まる。広島が勝って、巨人がまだ試合中の場合、バックスクリーンのビジョンに映像を流し、ファンと共に見守ることが決まった。指揮官は「選手もファンもこのマツダでなんとか決めたいという思いがある。また明日しっかりと戦いたい」と締めくくった。手を伸ばせばすぐそこに、歓喜の瞬間はある。(角野 敬介)

最終更新:9月15日(木)23時59分

スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9月30日(金)